コーヒー

カリフォリニア大学でコーヒーの研究機関が(正式な名称は聞き逃したが)出来た、というニュースをたった今見た。

アメリカでは本屋さんの店内などで無料のコーヒーを飲みながら、本を読んだりしていたけど、今でもそうだろうか?

多分、そんなことももうないだろうけど。

録音スタジオなどにも常に沢山のコーヒーが用意されていて、一日録音していると気がついたら10杯以上のコーヒーを飲んでいた、なんて言う事がよくあった。

別に飲みたかったわけでもないだろうなぁ。

ただ単にコーヒーに手が伸びることが癖になっていただけだろう。

そしてそのコーヒーは決して美味しいものではなかったが、多分美味しいものだったらそんなにガブガブ飲まなかっただろう。

世の中そんなもんだ。

僕は余りコーヒーなるものは好きではなかったので、最もよく飲んでいたのが、グレイハウンドのバスディーポにあるような…なみなみと大きな紙コップに入っていて当時50セントほどのものだった。

僕にとってはこれぞコーヒーだった。その何とも言えない美味しくもなく、惜しげもなく飲める安物の味。

水では物足りないし、緑茶は無いし、紅茶でもないし…と思ったらコーヒーしかないのだ。

これとドーナツでしめて1ドル。充分お腹は満たされる。

やがて、スターバックスのようなファンシーなコーヒー屋さんがヨーロッパの影響で出現すると、ま、それはそれで美味しいかな、と思うようになってきた。

よくあんなもん夜中のバスディーポで飲んでいたなぁ、なんて思ったりもした。

働いていたレストランの向かいがスターバックスだった。

日本人のウエイターの子に「コーヒー買ってきて」と頼んで「ⅡCoffee」と書いた紙を渡したら「11個出て来て焦りました」なんて言う事があったなぁ。

レストランの隣はスターバックスが経営の一部を担っている「ノアズベーグル」というベーグル専門店が有った。

知りあいのジューイッシュは「外食もの」としてはここのベーグルしか食べなかった。

確かひとつ60セント。コーヒーをスターバックスで買い、ベーグルを買ってきて店にあるスモークサーモンを挟み、たっぷり山のようにクリームチーズを塗り、キューリをスライスして朝食。そりゃコレステロール値も上がるわな。

でも、そんなものとコーヒーはやっぱり絶妙だ。

緑茶でも紅茶でもない。

ここ最近は1日2~3杯、たまに4杯くらいは飲むし、そのうちの1杯はヴェトナムコーヒーだったり。

ちょっと控えたほうが良いかな…。