最近、面白い記事を目にした。

海外で、偽の日本米ブランドが横行している、というもの。

そんなこと、40年も前から知っていたけどなぁ。

記事ではこう言っていた。

「数年前までボストンで暮らしていた女性。ある時、スーパーで日本ブランドのお米を買っていたら、友人に、カリフォルニア米食べているのね、といわれて驚いた」

こんな事が今更記事になる事に驚いたが、時はめぐっているんだなぁ、

僕はあまり米にこだわりはない。

といえども、先日、新潟のギターリペア職人の白井さん(通称ホワイティ―)が新米を送ってくれたが、これは流石にお米の味がよく分からない僕も唸ってしまった。

ちょうどアメリカから来ていた息子に炊いてあげたら「米が光っている。立っている」と感激していた。

彼は普段カリフォルニア米だろう。

しかし、カリフォルニア米も決して美味しくないわけではない。…と思う。

そういえば、ずいぶん前に日本でお米が足りなくなったという話があって、アメリカから一時帰国する友人がカリフォルニア米を持って帰っていたなぁ。

タイ米より美味しい、と言っていたような気がする。

ひょっとしたら、その地の味に慣れてしまって以前のことを忘れてしまう、というのが正しいのかもしれない。

そして、量にしてもそれが言えるのかも。

日本の物で2人前とか、何皿分というパッケージのものを見るが、この基準は幼稚園児を想定しているのではないか、と思われるものがよくある。

さて、米の話に戻るが、最近は電気代節約のため、いっぺんにたくさん炊いて小分けして冷凍しておく。

どうせお米はそんなに食べることはないし、これならお粥にしても、チャーハンにしてもいいし。3合も炊けば2ヶ月か3か月くらいもつ。

お米の値上がりも僕にはまるきりダメージが無い。

それでも流石にいただいた新米でそんな野暮なことはしない。

そういえばパンも値上がりするらしいですね。

これも今更いう事ではないか。

それよりも煙草を一箱1万円にした方がいいと思うが…。

話は飛躍するが(思い立った時に書かなければ忘れるかもしれないので)コンニャクを作る人達の苦労話を聞いた。

金銭的にも体力的にも相当大変なようだ。

結局、消費してもらってなんぼ、というものらしい。

確かに、おでんならばコンニャクが一番、と言う人でもそれ以外、なんでもかんでもコンニャクを一品、というわけでもないだろうし。

そういえば、省悟はコンニャクが苦手だった。

「味せんやろ」と言っていた。彼の場合、もう一つの理由は歯に有ったようだが、

取りあえず、彼の残したコンニャクは僕が食べていた。

味噌田楽は美味しいと思うが、確かにあれは味噌が美味しいのだろう。

コンニャク芋の農家の人が「コンニャクステーキ」なるものを紹介していたが、作ってみると、ニンニク、醤油、バターという美味しいに決まっているソースがかかっていても、やっぱりコンニャクはコンニャクだった。

シンプルなきんぴら風コンニャクが一番美味しいし、また米には良く合う、と思う。

米からコンニャク、そして米に上手い事戻った。

しかし、そういうものを食べた後は必ずパンを食べたくなる。

その逆は…無いかな?