ネッシー・エクスペディション

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久しぶりにわくわくする気持ちでCDを購入した。試聴させていただいた彼らの演奏があまりに力強く、素晴らしかったからだ。

 

ネッシー・エクスペディションのそれは、1976年に録音されたものらしいが、勿論その当時も聴いていたものである。彼らは東京のブルーグラス・シーンでは、今もベテラン・バンドのひとつとして演奏している。

 

このアルバム、最初から度肝を抜かれる。そして最後まで、全27曲も入っているが、どれも力強く、ブルーグラスの魂であるハイ・ロンサムがひしひしと伝わってきて、本当に心からの感動を呼ぶ。

 

彼らの歌や演奏のテクニックもさることながら、やはりそういうところに目が(耳が)いきがちな若いころとはまた違う、彼らの“本気ぶり”にこちらも歳と共に気が付かされたのかもしれない。

 このアルバムのCD化を実現させてくれた皆さんに感謝すると同時に、情報が少なかったあの時代に、こんなに素晴らしい演奏を残してくれたバンド・メンバーにも、心からの「ありがとう」を言いたい。