Irish Music その9

Boogie Reel/Splendid Isolation/Mrs. Lawrie’s(Reel) 

★  Boogie Reel

“John Nolan作。Terry BinghamはThe Durrow Reelというタイトルでやっていたが、これだけ作者もはっきりしている曲でも、伝わり方でこのように変化していくのは、この音楽の面白いところだ。BoogieというのはNolanのバンドのキーボード奏者のあだ名。僕らはJosephin Marshの演奏が気に入っている。もう、何年も前から演奏しているが、Bパートにブギーのリズムを使っているのは僕ぐらいかな。僕は90年初め頃、バンジョー弾きのSuzanne Cronninから教わった”

 

★  Splendid Isolation

“Brendan McGlinchey1973年の作、と言われるが、Kevin Burkeが1972年に、すでに録音している、という情報もあるので、71年から72年の作品ではないかと思われる。73年と言ったのは本人らしいが、多分記憶も定かではないのだろう。数多くの曲を作っていれば無理もないことだ。だが、作った経緯に関してはかなり明確だ。

アイルランド・ツアーを終えた彼は、ダブリンの空港でロンドン行きの飛行機を待っていた。2週間にわたるツアーでは、バンド・メンバーともさほどいい関係を保てず、ストレスを抱えたままコーヒーを飲んでいた。そんな時に、フッとメロディが浮かんだようだ。名作中の名作である”

 

★  Mrs. Lawrie’s

“同じくMcGlincheyのペンになる曲。2曲はセットで演奏されることがほとんどだが、こちらの方は、いつどのような経緯で作られたのかはわからない”

 

 

Sonny Murrey’s/Home Ruler/Kitty’s Wedding(Hornpipe)

 

★  Sonny Murrey’s

“別名Wicklow Hornpipe。SonnyはWest Clareのコンサルティーナ奏者である。

 

★  Home Ruler

“County Antrim出身のFrank McCollumの作”

 

★  Kitty’s Wedding

“これらの3曲はセットで演奏されることが定説”