しばらくアイリッシュ・ミュージックのレパートリーについて書いてきたが、そろそろ飽きてきている人もいるだろう。
まだまだあるが、ここらで一休みして、少したわいのない話でもしてみようかと思う。
久しぶりに生まれ故郷、静岡を訪れて様々なことを思い出した。映画に熱中していた頃、プラモデルに熱中していた頃、そしてフォークソングに明け暮れていた頃。
特に、子供の頃は映画が好きだった。初めて観た映画というのは、おそらくこれだったろう、というものを思い出した。タイトルまでは定かではないが「連合艦隊司令長官、山本五十六」というような感じ。
僕はまだ6~7歳だったと思う。
父に連れられて、近くの南風座という、かなり小さな映画館に行った。混んでいて後ろのほうで立っていた記憶がある。
そして、しきりに「どっちがいい人?どっちが悪い人?」と訊いていた。
それから後は、よく覚えていないが、とにかく洋画に移行するまでは東宝の怪獣もの、例えば「モスラ」「マタンゴ」勿論「ゴジラ」も。今思い出したが「日本誕生」なんていう映画も観に行った。それにご存知「月光仮面」この辺までが日本映画。
中学生くらいからはもっぱら洋画に走った。
はじめて観た洋画はジョン・ウエインの「荒鷲の翼」とかいう映画だったと思う。
それからはジョン・ウエインの映画に明け暮れた。戦争映画、西部劇、どれをとってもカッコよかった。
スティーブ・マクイーンもカッコよかったし。「荒野の7人」は最高だったし「大脱走」も素晴らしかった。
これを読んでいる人のなかにも懐かしいな、と思う人がいるだろう。
結局、そうした映画の影響でモデルガンやプラモデル、そしてブルージーンズなどにも憧れるようになった。
よくあるふつうの男の子像だ。
自分の中のベスト5くらいは挙げてみようかな。
古い映画だと
1 荒野の7人
2 史上最大の作戦
3 橋(ドイツ映画)
4 西部開拓史
5 ナバロンの要塞
新しいところでは
1 未知との遭遇
2 戦場のピアニスト
3 ET
4 AI
5 トップ・ガン
勿論、他にも想いだせばまだまだ出てくるだろう。
映画もお金がかかるし、時間もかかるのであまり映画館にも出向かなくなった。昔は2本立てや3本立てなんていうのがあって、休憩時間にはお菓子や飲み物を売っていた。
つまらない話で申し訳ないが、映画は今の自分を形成しているひとつの要素になっているものかもしれない。
次はプラモデルなんかについても書いてみたいが、そちらのほうは中川イサトさんには負けるかな。