Irish Music その32

Hand Me Down The Tackle/Cooler’s Morning Dew  (Reel)

★ Hand Me Down The Tackle

”初めて聴いたのは、もしかしたらNoel Hillの演奏だったかもしれない。アルバムではPure Dropとクレジットされていた。他にもTom Steeleというタイトルで知られている。結構気持ちよく音が飛んでいて、いい曲だ。僕らはこの後に以下の曲をもってきたが、その音のつなぎがとても気に入っている。確かアコーディオンのJohn Williamsがライブで、別な曲だったが同じつなぎをやっていた”

★ Cooley’s Morning Dew

”これは有名なMorning Dewと考えていいだろう。変な言い方だが、Morning Dewという曲自体、様々なやり方がある。Bパートから入るのが非常におしゃれな時もある。このCooleyのバージョンはそれに似ている。いずれにせよこの上ない名曲で、どのようにもアレンジでき、またかっこよくすることができる。多分若者達はこういう曲にパーカッションやチョッパーベース、キーボードなどが入ればもっとかっこよくなる、と思うだろう。しかしこのようなシンプルで美しい曲をまず、いかに基本的に演奏するかがとても大事だと僕は思う。機会があれば、ケビン・バークとミホー・オドンネルの演奏を聴いてみるといい。胸が痛くなるほどの感動を覚えるはずだ”

 

The Maid Behind The Bar/Gneevgullia/Miss Brady’s

★ The Maid Behind The Bar

”ブルーグラスでもたまに演奏される。70年代によく演奏したBilly in the Low Groundはほとんど同じ曲ではないか、と思われる”

★  Gneevgullia

”変わったタイトルだが、Co.Kerryにある小さな村の名前らしい。非常に美しいメロディの3パートのリールだ。アイルランドでもよくセッションで登場する。またThe Pride of Rathmoreというタイトルでも知られているそうだが、こちらもRathmoreというちいさな場所の名前であり、双方はとても近いところに存在するということだ ”

★ Miss Brady’s

”コードはAから入り、すぐにDにいき、そしてBパートはEmになる。こちらのパートを先にもってくる人もいる”