Irish Musicその72

Tom Ward’s Downfall/The Reel of Mullinavat   Reel

  • Tom Ward’s Downfall

“すでに、その24に登場している曲だが、最近希花さんが新たにコンサルティーナのレパートリーとして取り入れている。本当は2曲目を先に練習し始めたが、曲のつながりを考えたとき、ふとMichael Colemanの古い録音でのセットを想い出し、この曲を頭に持ってきた”

  • The Reel of Mullinavat

Connemara Stockings(その30に既に登場)によく似ている曲だが、これはこれでとても有名な曲。読み返してみるとその時も今回の逆でこの曲に似ている、と書いていた”

 

King of Fairies    Set Dance

  • King of Fairies

“先日、ある著名な歌手のアイルランド紀行のDVDを観ていたら、ダブリンの街角でストリート・ミュージシャンと出会い、その彼が「アイリッシュといえばこれだ」と言わんばかりに弾いた曲がこれだった。しかしその演奏は、とてもアイリッシュ・ミュージックとはほど遠い感覚で弾かれているものだった。しかしナレーションでは本物に触れた、というようなことを言っていた。確かにこういう著名人のものから興味を持つ人もいるかもしれないので、その存在は貴重であるが、その興味を持った人がこれからそれを、どう消化していけるか、そこが分かれ道でもあると思う。しかし惜しむらくは、もしプロデューサーなり、周りの人間が本質をもっと理解していたら、と思ってしまう。まぁ、僕も含めて誰だって最初は初心者なのだが。それはともかくとして、これはホーンパイプとして掲載されているものもあるが、小節数からみてもセット・ダンスと言えるだろう。とても美しいメロディを持った曲だ”