Irish Music その77

Ceilier/Carraroe Reel   Reel

  • Ceilier

“長いことCalicoでの演奏しか聴いたことがなかったので、彼らの作品かと思っていたが、どうやらEd Reavyらしい。が、それも定かではない。ずっと前によく聴いていたThe Green Fields of Americaのライブ盤にも入っていたようだが、記憶にない。きっとCalicoの演奏が素晴らし過ぎたせいかもしれない”

  • Carraroe Reel

“このタイトルではジグの方が有名だ。勿論その場合The Carraroeとだけ表示されるが。こちらはOisin MacDiarmadaの作品。始まった途端、いかにも彼らしい世界に引きずり込まれるような曲だが、これを2曲目に選んだのは、非常に前の曲とテイストが似ている、という理由からだ”

 

Lady’s Fancy  Reel

  • Lady’s Fancy

“これはSay Old Man, Can You Play Fiddle?という曲をDan Craryがブルーグラス・ギターチューンとしてアレンジしたものだ。もともとの出どころは定かではないが、どうもアイリッシュ・チューンではなさそう。やりかたも人によって全く違うが、最もよく聴いたのはまだ10代後半だったSam Bushがグループ“Poor Richard’s Almanac”で残したものだ。(1969年)それを僕らは更にアレンジしている。アレンジする時も、できる限り多くの録音を注意深く聴くことが大切だ。たったひとつの曲でも実に多くの物語が存在する。そうして考えてみるとこのような音楽を演奏するということは、長い歴史に培われた物語を演奏することにもなるのだ”