月曜のお昼過ぎ、パディが無事荷物を引き上げて、ダブリンに戻って行った。木曜日にはまたこちらに出てくるので、どこかで飲もうぜ、とこわいことを言ってご機嫌さんですっ飛ばして消えて行ったが、また嵐のような数日間になるのだろう。
さて、今日で6月も最後。去年もここで「一年の半分が過ぎてゆく」と書いたはずだ。
今年は7月に入ると、やっぱり教会での演奏が増えてくる。コーマックからの要請でラインアップされていない日もいくつか空けておいてくれ、ということだ。
そういえばショーン・ギャビンからも連絡があった。またいっぱい飲まされるのだろうか。
それでも上質なセッションには是非参加したいものだ。
ところでもうひとつ“そういえば”。
昨夜バッタリ出会った奴がいる。15年にもなるだろうか。デイナの友達で僕も良く知っていたコルムというシンガーだ。
元々サン・フランシスコにいたが、今はニューヨークに住んでいてバケーションでゴルウェイに立ち寄って、偶然僕を見つけたようだ。
「確かデイナもこの辺に来ているよ。ミルタウン・マルベイに行くっていっていたから」と教えてくれた。
もし会えたらおもしろい。ここに来て、道でバッタリ、セッションでバッタリという再会がいっぱいある。
お互い連絡を取り合って、というのとはまた違った趣がある。