8月5日(土)よく晴れて、気温は15℃くらいだろうか、少し暖かいような気がする。
8時頃に起きて昨夜の後片付け。キッチンにお皿からグラスからフライパンやら細かいものが山のようになっているので、いや、キッチンだけではない。
リビングのいたるところ、しかしよく飲む連中だ。彼らがお酒を飲める年齢から死ぬまでの酒の量って太平洋の水よりも多いんじゃないかな。
アホなことを言っていないでみんなが起きて来るまでにさっさと片付けたい。どうせ10時前に起きて来るやつは居ないだろうけど。
今日は今回の旅のメインイベントの一つがある。
キアラン君のお誕生日だ。
その40歳の誕生日を彼の友人二人がお祝いしてくれるらしい。それも素晴らしいレストランで。
僕たちも一緒に来てくれ、というので「いいのかな」と思いつつも付いて行った。
キアラン君も友人たち(ナイルとコルム)二人も口を揃えて、川の辺りにある山あいの素晴らしいレストランだと言う。
車で30分ほど、それも例によって細い田舎道を80キロくらいで他の車とすれ違いながらすっ飛ばす。やがて対向車や後続の車など一切見えなくなるような
場所へと進んでいく。
着いたところは小さなお城みたいな素晴らしいレストラン。駐車場にはそれでも10台以上の車が止まっている。
すぐ横を流れる川は水が澄んでいて、これをそのまま下っていけばダブリンに行くらしいが、今日はまず食事だ。
森に囲まれた素晴らしいレストラン。中は思ったより広い。そして多くの人で賑わっている。知らなければ絶対に来れないところだ。
しかし、思うに本来だったらガール・フレンドと誕生日を祝うような場所に男友達と来ている、というのがとても面白い。
こうして同性の友人たちと過ごすのが気楽で好きそうなキアラン君。やっぱりみんなも彼のことをいい奴だと心底思っているのだろう。
彼と一緒に過ごすのが好きみたいだ。
美味しいワインと、見た目も美しく美味しい食事と楽しい会話で2時間があっという間に過ぎていった。
8月だと少し日が短くなっているのだろうか。夜10時。森はすっかり闇に包まれている。
僕らも連れて行ってくれた彼ら3人に感謝だ。
そのあと飲みに行くというので先に帰ったが、午前2時頃、無事に帰宅したような音が…なんとなく聞こえた。
キアラン君、お誕生日おめでとう。Happy Birthday!