2018年春 アイルランドの旅 23

今日も冬の寒さ。弱い雨が一日を通して降ったり止んだりするかも、と天気予報では言っている。

朝、紅茶を淹れて、イースターなので「ホットクロスバン」を食べた。

石川鷹彦さんが歌ったマザーグースのあの歌だ。

午後からはキアラン君の生徒さんたち4人にギターを教えることになっている。

12歳から17歳くらいの、みんなそれぞれにアコーディオンだったりフルートだったりを専門に演奏している。

そのうちの一人は去年、18歳以下のチャンピオン・パイパーになった子だ。

ギターはまた別物で、やはりかなりの音楽知識がないと難しい。

それぞれの楽器でいい音を出している子達にも伴奏は別物らしい。そして、それがわかっているのでまた習いに来るのだが。

教える僕の方も、あんまりちんぷんかんなことは言えないし、かと言って1曲、また1曲と違うものをどうやって他の曲にも関連づけて行くか、などとても時間のかかる作業なので、1時間くらいではなかなか説明できない。しかも英語。

でも今は便利だ。みんなスマホを持っている。

撮影してもらって家に持って帰って練習、ということも可能だ。昔はせいぜいテープに録音だったが。

とにかく普段リード楽器をやっている子達なのでメロディーをよく聴くことには慣れているはずだ。

それをギターにもしっかり応用するように伝えた。

そして、その音を使う理由と確固たる信念を持つことの大切さがわかってもらえればそれでいい。

ところで、雨が降る予定だった今日1日だったが、いい天気だった。

夕方、ロバと馬に挨拶しに行った。

道を隔てたずっと向こうの方にいるが、なぜか僕らを見つけると馬2匹、ロバ1匹、計3匹が揃ってやってくる。

なんかもらえると思うのだろうか。

それとも誰かいるぞ、と思うのか、不思議だ。