Irish Musicその129

Valurile Dunari    (Waltz)

またしてもアイリッシュ・チューンではない。日本語のタイトルで言うと「ドナウ川のさざなみ」だ。ルーマニアの作曲家、ヨシフ・イヴァノビチが1889年にパリの万国博覧会で発表して有名になった、と言われている。同じドナウ川を題材としたもので、やはり超有名なヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」よりもメロディが感傷的な作品だ。

実際にはもう少し長く、別なパートも存在するが、僕らはさわりだけをやらせていただいている。というのも、僕らの世代(いや「僕の」だが)では良く聴いたメロディで、それもかなり前のことなので印象深い部分しか記憶にない。因みに「記憶にない」というのは絶対に聴いたことがある、やったことがある、会ったことがある、ということだろう。でなければ、全く知らないということがきっぱり言えるはずだ。うん?何のことを言っているんだろう。

とに角、僕らの編成では希花さんのコンサーティナが活躍している。