7月11日(水)快晴。ここしばらくのことを思えば少しマシな感じだが、やはりアイルランドということを考えると暑い。
午前10時。ワークショップ会場になっている学校に出向く。
僕の担当のギター生徒は5人。セッテイングをして待っていると順番に現れた。
ジャック、サラ、アン、オーイン、ジム、みんな覚えやすい名前だ。ジャックはキアラン君の生徒さんで既にバンドで演奏している。
サラはテナーバンジョーも弾くし、ギターも経験豊富のようだ。
アンはスタンダードチューニングしか弾いたことがないようだ。
オーインはまだ15歳だが、エレキギターしか弾いたことがなくひたすらロックに打ち込んでいるらしい。
ジムは以前セッションで会ったことがあるマーチンギターを持ったおじさん。年齢だけでも相当な差があるグループだ。
ま、一番年寄りは間違いなく僕だろうが。
なかなかに難しいシチュエイションだし、隣の部屋は運悪くバウロンのクラスときている。
2時間の午前中のレッスンの後、ランチブレイクを取って更に2時間。計4時間だったが済んでしまえばそこそこ上手くやれたような気がする。
今はまったりして今晩のパディとのコンサートに備えている。他にも全ての講師の伴奏をしなければならないので、それが大変だ。
コンサートはいつも通り開演時間をもう30分以上過ぎている。
ま、この国では良くあることだけど、やがて、
Aimee Farrell – Bodhran Larry Egan – Accordion Enda Leery – Tin Whistle James Mahon – Flute Eoin O MeaChair – Banjoそして僕の順に座ってコンサートがスタート。
さすがに凄腕揃いで決まること決まること。リールやジグを演奏して、それぞれのソロの伴奏をして、いよいよパディの登場。
今日のパディはなんかすごくノリがいい。限りなく力強い演奏で客席を沸かす。
結構、希花との息もバッチリでみんなを興奮させるには十分なものがあった。
今日はとことん疲れたので早く寝ることにしたいが、はや1時半を回っている。パディとキアラン君はまだ飲んでいる。一体どれだけ飲めるんだろう。