2018年アイルランドの旅 19

729日(日)午前240分。つい1時間ほど前にキアラン君が町のパブからご機嫌さんで戻って来た。久々に外で飲みたかったらしく、10時過ぎに出かけて行って、やっぱり3時間ほどはかかるので、付いていかなくて良かった。

もう寒くてTシャツでは厳しい。外はキアラン君が帰って来たと同時に降り始めた雨。アイルランドらしさが漂う夜だ。

一夜明けて朝9時。昨夜の雨はあがっているが、またいつ降って来てもおかしくない曇り空で、風が強くかなり寒い。

やっぱりまた雨が降って来た。一旦やり始めた庭仕事も中断。どのみち「そろそろお茶にするか」って言ったけどまだ30分くらいしか働いていない。「アイリッシュ方式」と言って張り切っている。

また雨があがったみたいけど、ゆっくりしている。

なんとかまた仕事を始めたと思った矢先、ジョンがワインを持って現れた。

こうなるともうアイリッシュ炸裂。グラスもってこいだの甘いもんも必要だの、もう飲む態勢そのもの。

6時近くに飲み始めて、8時頃、なんか食いに出かけよう、という話になったけど、僕がキーマカレーを作ると言って用意を始めた。

どこにもいかなくていいとなるとまた喜んで別なワインを開ける。

30分ほどで全て出来上がりみんなで食事。ワインもまた新しいものを開けて会話が弾む。

ジョンがバンジョーを出して来て、9時過ぎからキッチンセッション。また新しいワインが開いた。

結局11時過ぎまでセッションとワイン。予定狂いっぱなしの1日。何にもしていないようなのにすごく疲れた1日だった。

730日(月)午前10時少し前。晴れたり曇ったり降ったりしている。そんな中、晴れ間を見つけて庭仕事。当分大丈夫そうだが、

30分くらいでコーヒーブレイク。この後、誰も来ないことを願う。月曜日だし大丈夫かな。

午後になって一仕事が運良く終えたので昼ご飯を食べながら昼寝をしている猫を眺めている。さっきまでお互い激しく舐め合っていたが、今は折り重なって寝ている。

そう言えば今朝、オスの方が僕の肩にのっかって来て耳たぶを恍惚の表情で(僕からは見えなかったが、聞くところによると)チュパチュパし出した。母親のお乳を吸うが如くだ。だんだん激しくなってふみふみしながら体を震わせてグルグル言っている。こういうのが癖になる人もいるかもしれないが、僕はひたすらくすぐったくて気持ち悪い。が、猫のことを考えてちょっとのま我慢している。引き離すのが大変だがこれ、2匹同時にやられたらちょっと対応できなさそう。

夕方、キアラン君のママが猫を見に寄った。80にもなるのに颯爽としてシャキシャキ動き回るパワフルなママだ。

しばし庭仕事の手を休めて語らい、ママが帰ってからまた少しやって晩御飯は買って来たエンチラーダとサラダを食べて、僕らは明日朝早くからベルファストに行く予定なので、今日は飲まずに早く寝ようかと思っている。

今は午後840分。まだ全然明く、日本で言えば初秋の午後4時頃かな。

731日(火)ベルファスト 北アイルランド

今日はいい天気になりそう。もうすぐ午前6時になる。猫に食事をさせるにはちょっと早いが、あと2時間ほどで出かけるので7時半頃にはあげておいた方が良いかな?

一路ベルファストへ。ダブリンを超えてしばらく行くとユニオン・ジャックがはためく北アイルランド。

北のほうなのでなんだか一段と寒く感じる。

ここでジェリー・フィドル・オコーナーの息子のドーナルが主になって開催されているミュージック・フェスティバルがあるのでそこに1日だけ出かけたのだ。

ブライアン・マグラーとかなこちゃん、大きくなったしょうなちゃんが家族で来ていた。久しぶりにシェイミー・オダウドとも話をした。

ハリー・ブラッドリーとも、そして主催のドーナルとはこれまたサン・フランシスコで会ったことがあるみたいだ。

キアラン君がフルートに関するレクチャーでベルギーのフルート職人ギルト(名前)とお話をする、というのが4時間もかけて行った理由だが、おかげでいろんな人に久々に会うことができた。

帰りも4時間かかったので、途中で食事はしたが、キアラン君ヘトヘトで帰ると同時にベッドに入った。

少し風邪気味のせいもあるし、歳もいったかな。

もうすぐ8月になろうとしている。彼の誕生日もすぐそこだ。