東北大学ブルーグラス同好会

先日、ちょっとした用事でクロサワ楽器の小林君を訪ねるため、お茶の水に出掛けて行った。

もう少ししたらお昼にもなろうというのに、町は閑散としている。しかも日曜日だ。

中国からの人が減っているだけでこれほども違うものだろうか。

いくつかの薬局を通り過ぎると、マスク売り切れの表示や、アルコール除菌の棚が空っぽになっているのが目に入る。

やっぱりなぁ、と思いながらもお店を目がけて人通りのいつもより少ない道を歩き、お店に入った途端、異様な光景が目に入った。

何と若い男女が5~6人でバンジョーを弾いているではないか。

見たところ10代か20代前半。

「何事?」と小林君に訊ねたら「東北大学の人達です。僕もびっくり」と云う。

みんな真剣だ。

難しいブルーグラスに真剣に取り組んでいる感じ。実に微笑ましい。

しまいには僕と小林君も交じってのセッション。

ひょっとすると、彼らのお父さんが小林君のお父さん世代、そして彼らのおじいちゃんが昔ブルーグラスをやっていた…なんていう構図かな?

ナターシャーセブンが東北へ行った時に来ていたお客さんの中にそんな人が居たのかも…。そして、孫にもブルーグラスを…かな?

とに角、彼らの眼は輝いていて、とても明るくて、やっぱりブルーグラスは良いなぁ、と、つくづく感じてしまった。

東北大学ブルーグラス同好会の皆さん、良い時間を有難う。

これからも素晴らしい演奏を繰り広げてください。あ、それから勉学にも励んでください。