2020年2月8日(土) 快晴。
約1年前にこのお話をいただいた時、一番気にしていたのが天候のことかな。
2014年、希花さんが史上最難関と云われた医師国家試験を受けたのが2月8日だった。そしてその日、東京は大雪に見舞われた。
そうでなくても可能性は充分ある時期。
みんなでいろいろ考えた結果、この日に決めて、後は僕の晴れ男伝説を信じるしかない、と強行におよんだ。それらの決断をくだしてくれたのが、約40年にも渡って僕のことを支えてくれたWINDⅡのお二人、古川、村松コンビ。
それにいつもレコーディングでお世話になっているタムちゃんこと、田村さん。そして、いつもぼくらのことを世話してくれる高見大明神。
かなり試行錯誤をされたかもしれないが、僕の為に奮闘してくれたこの1年だったろうと思う。
おかげさまでコンサートは大盛況。
バンジョーで始まり、懐かしいギターチューンから歌まで。そして京都から駆けつけてくれた進藤君とともにダブルバンジョー。懐かしい歌も少しアレンジを加えての約50分。
休憩の前に久しぶりのバンジョー世界巡り。
進ちゃんの笑顔が光る1部になった。
2部は今の僕をたっぷり聴いていただくために希花さんに登場してもらい、アイリッシュチューンからスタート。
次に、1962年フォギーマウンテンボーイズ・カーネギーホール録音からフィドル&バンジョー、 (因みに彼らは62年と64年の2度に渡ってカーネギーホールでコンサートを行っているが、この録音が発売されたのは63年) そして、オールドタイムの名曲に絡ませて日本のメロディも演奏。
希花さんの超絶テクニックによるチューンや、しっとりしたエアーを演奏して別れの唄を歌い、更に、今日の最後にということで、この日もう一人のゲスト、金海君の登場をお願いした。
そしてみんなで谷間の虹を歌った。集まっていただいたみんなも一緒に歌ってくれた。
アンコールはお決まりのバンジョーチューンと、青春を想い出させるしっとりとした曲。
最後に一人でチャップリン。
皆さんのおかげで本当に良いコンサートが出来たように感じる。
最初にお名前を挙げた彼等と彼らの友人達 川端、高橋、岩井、上條(敬称略)そして他にもいっぱいお手伝いしてくれた人が居たと思う。
皆さんの存在が僕にとってどんなに大切なものかを再認識させられてしまう一日になった。
そしてもちろん、この日の為に遠いところでは鳥取や京都、新潟、更に遠いところでは北海道からも九州からも駆けつけてくれた皆さん、本当にありがとうございました。
この幸せな気持ちは決して忘れません。