Irish Musicその167

An tOileain Aerach       (Waltz)

最近、動画配信したこの曲。昨年希花さんがアイルランドのラジオで聴いて気に入っていたものだが、例によってアクシデンタルに聴いたものなので誰が演奏しているか、またそのタイトルもずっと分からずにいた。

僕も事あるごとに調べていたがあまりにも手がかりが無さ過ぎた。

そんな中、動画を観たBrian McGrathから情報が入った。

Johnny Og Connollyの曲だと思うよ、と言ってきたのだ。

そうか!又か、というところだ。それというのも、以前録音したJoshua’s Dreamも全く同じストーリーだったのだ。CDに収録した後、これは偶然ネットで楽譜を見つけて発覚したが、時すでに遅し、で、すぐ彼に「ごめん、タイトル知らずで録音しちゃった」とメールしたら「とても嬉しい」と彼らしい温かい返事をいただいた。

かくして今回も事後報告になってしまったが「素晴らしい演奏をしてくれて有難う。世界が安全になったらまた日本に行きたいな」という彼らしい返事が戻ってきた。

随分前に「Lord of the Dance」で日本に来たけど忙しくて自分なりの旅を出来なかったので…という事だ。

彼とはスピダルのセッションで、今は亡き彼のお父さんと僕らで演奏したこともあり、とても好青年だったことはよく覚えているので、是非また一緒に演奏したいと思っている。

ところでこのタイトルはゲール語なので、訳すとHappy Isleとなるそうだ。それは彼の父が生まれた島Inis Bearachainの別名でもあるらしい。

もうひとつ付け加えておくと、Joshua…の時に彼が2枚のアルバムを送ってくれた。なんとそのJoshua…の方ではなく、もう一つのSiarというアルバムに収録されていたのだ。

すっかり忘れていた。不覚だった。という事もあり、是非彼との演奏を再び、というところだ。