とうとう12月

あれよあれよと言う間に師走。今年は長かったような、いつものようにあっと云う間だったのか、よくわからない年でした。

今年一番いい思いをしたのは政治家のみなさんでしょう。

暮らしは守られているし、いつものように大したこともせずに適当な事を言っていればいいし、金だけもらってじっとしていればいいし。

今迄は「どうせまた嘘なんだろう」くらいの事だったのが、あまりの能力の無さが浮き彫りになった感がありますね。

嘘をつく能力はあっても、本当のことを伝える能力に欠けているのかな?

そんなことが7年以上も続いた…というか、今でも続いているのかと思うと、情けない。

一年をこんな思いで見送るのは非常に残念なことだ。

いいこともあった。

70歳バースデイコンサートはぎりぎりセーフの会だった。

進ちゃんも力を貸してくれたし、希花さんもいつも通りの演奏をしてくれたし、沢山の人が集まってくれて、その中で金海君も一緒に歌ってくれたし。

今は天国でマンドリン弾いているかな?

夏の恒例のアイルランドツアーには行けなかったけど、オン・ラインで連絡を取ったりしながらお互いの情報交換は出来たし。

普段からあまり飲みにいったりしないし、外食も少ないので、この際、食事は全て手作り。

料理することは全然苦ではないし、元々それでメシを食っていたので、なんとも思わない。

でも、何か月ぶりかに出掛けて、行きつけだった中華を食べた時、思わず「お、やっぱり美味しいな!」と感激した覚えがある。

ところで2021年は丑年。年男ではないか。

昔から「こって牛」とか言って、特に京都辺りでは、なかなかお尻をあげない、とか動きが鈍いとか言っているようですが、僕の知る限りの丑年の人達は全く逆です。

自分のせっかちな性格はなかなか治らないし、常に1時間先の事、明日のことばかり考えるのでどうも人生を損しているような気がするし、食事もゆっくり座って…なんてどうでもいいし、布団にくるまったまましばらく過ごすなど絶対無理だし…。

あー、もう少しゆっくりしよう。…と、毎年言っているような気もする。

先ほど、ようやく政府の方向性が決まった、などとテレビで言っていたので、何事かな?少しは自分たちの無能ぶりを反省しているのかな?と思いきや、高齢者はGoToを自粛するように…だって。どこまでアホなんだろう。

今年の「ゆく年くる年」はいつもより心にしみるだろう、と予想している。

もうこんな年はこりごり。もう嘘つきにはうんざり。柳の下の幽霊みたいな覇気のない総理大臣にもうんざり。危機感の無い政府にもうんざり。

それでも奴ら、来年も美味しい汁を吸うために居座るのかと思うとうんざり。

先日、アイルランドの友人の話を聞きました。

政府は毎日のようにメディアを通じて国民に対して何かしら発信しているらしい。

保障もちゃんと国民のことを考えているので、逆に大丈夫かな、国は破綻するんじゃないかな、と心配しているそうです。

それでも毎日毎日顔を見せる政治家と、日本のようにどこに隠れているのか、さっぱり顔をださないのとどちらがいいのか…。

あ、出てきた。長々と訳の分からない事をむにょむにょ言っているのでチャンネルを変えた。

僕にとってはおでんの仕込みの方が大事だ。

こうして出来得る限り外食しないように、先ずお米のとぎ汁で大根を煮て、コンニャクのあく抜きをして、卵を茹でて…その卵の皮をむいて総理大臣の頭を想い出して当たってみたりして…。

僕はおでんの中では練り製品が好きだ。

静岡はおでんが有名で、「黒はんぺん」はその中でも絶品。あれ、前にも書いたかな?

12月、一年の終わりの月ということで、なにかいいことを書こうかなと思ったが、書き始めるとどうも政治に対する不信感ばかり思いつくので、そんな事読んでもらっても面白くもないだろうな、と反省しきり。

なにか目新しいこと…あ、あった。

先日テレビを観ていたら、吉野家の歴史をやっていて、ナレーションが121年の歴史を持つ、と言ったので思わずのけぞってしまった。

僕が現在所持しているマーティン0-21について言っているのかな、と思った。 どちらも1899年だ