アイルランドの旅から振り返る10年  #2

2012年、ダブリン空港。珍しくちゃんとギターは出てきた。これからの行動は未定だったが、ブレンダン・ベグリーからの電話でミルタウン・マルベイまで急遽出かけることになった。

そこでジョン・ヒックスに久しぶりに会った。それが、彼の来日のきっかけになったのだが。

そしてここでもケリー・ボーイたちにえらい目に遭わされた。

3日ほどの滞在の後、ほうほうの体でエニスに向かうと、ここでまた懐かしいニーヴ・パーソンズに会った。どうやらジョセフィン・マーシュが僕へのサプライズとしてセッションに内緒で呼んでくれたらしい。

そして、サンフランシスコからの友人であったサラ・コリーの家に泊めてもらい、シャワーにナメクジがいたのが希花さんにとって怖かったらしく、次の日には逃げるようにリムリックに向かった。

そこで久しぶりにジェリー・フィドル・オコーナーと会い、イデル・フォックスやゾーイ・コンウェイ等とセッション。

そこで初めて観た(聴いた)マナス・マグワイヤーと今、希花さんは一緒に演奏している。 ドゥーランでもゴールウエイでも、懐かしい顔や、新しい人達との演奏を楽しむことが出来た。

そして、またアンドリュ―の家で宿泊。

この年に初めて希花さんをフランのパブに連れて行った。僕が初めてアイルランドを訪れた時から行き続けた小さなローカルパブ。

また、この年からセッション・ホストの仕事が舞い込んでくるようになった。