2022年 アイルランドの旅 54

10月15(土)と次の日16日は怒涛のごとく忙しかった2日間だった。

先ず、マナス・マグワイアーと落ち合い、ギャリー・オブリエンのスタジオへ。

ここへは7年前(2015年1月)にエアージャパンの録音で来ている。

ギャリーはベテランのミュージシャン。スカイラークやボタンズ・アンド・ボウズのメンバーとしてもかなり名の通った人だ。

ちょっとの間体調を崩していたので心配していたが、以前に比べて少し痩せているだけで健康そうに見えた。

ギャリーとマナスとは長年一緒にやってきているので、気心も知れているし、最近では希花さんもこのトリオでステージをこなしているので、

あれよあれよというまに済んでいく。

5時間ほどで6トラックが終了。そう悪くないペースだ。

また来週集まってあと5~6曲入れてみる。それからギャリーが色々味付けをしてくれることになっている。

終了後、マナスの家に宿泊することになっているが、その前に腹ごしらえ。

マナスの家の近所でパブフードを食べることにした。

3人とも同じもの、ハンバーガーでグレイビーソース付きというものにしたが、注文したものが運ばれてきて驚愕だった。

ハンバーガーというよりはとことん分厚いハンバーグステーキ。そこに大量のマッシュポテトがこれでもかというくらいのグレイビーソースをまとって乗っかっているが、それだけではない。

別なお皿にまたまたこれでもかというくらいのマッシュポテトと、多分冷凍物のコーンと人参のよくあるものがどっさり。

またまたそれだけではない。

別なお皿に山盛りのフライドポテト。おいおい、だ。これ、間違いなく一人分?

こんなの無理だろう、と思っていたらマナスが全部平らげていた。

しかも、近所なので大丈夫だと言ってパイントのギネスまで飲んだ後だ。

あ、忘れていた。僕は事もあろうにクラムチャウダーまで頼んでいたんだっけ。そこについてきたソーダブレッドのでかいこと。いや、分厚かったこと。

これ、多分日本だったら一切れ1000円くらい、なんて思いながら食べていた矢先に運ばれてきたハンバーガーだったのでなおさら驚いたのだ。

マナスもなんかシュリンプのアペタイザーを頼んでいたっけ。

あ~それなのに、それなのに、というところだ。

やはり体の作りが違うのだろうか。

後ろの席にいた、まだ小学校にも通っていない子供達もキッズメニューからハンバーガーを食べている。

正直、僕と希花さんはあれでじゅうぶん。特に希花さんは。

流石の僕も分厚いソーダブレッド一枚と(2枚付きだった)フライドポテトを半分くらい箱に入れてもらった。