つまらないダジャレのタイトルで始めてみたが、いろんなバンジョーのことを想い出している。
何度か書いたかもしれないが、ピアレスを手に入れたのが14歳か15歳の頃。
それは京都産業大学まで持って行った。
カスガを手に入れたのは多分2回生のころだっただろう。
当時、関西では多くの人がフラムスを使っていたと記憶している。
東京での主流はなんだったのだろう。ケイを使用していた人を数人見た、かもしれない…かな?
もちろん、当時でもギブソン、ヴェガあたりを使用していた人もいただろうが…。
僕がヴェガのスクラッグスモデルを手に入れたのはナターシャーセブンに入ってから。
あれ、最初はカスガを使っていたんだろうか…?
1周年記念のシルクホールでのコンサートでイーグルを使っている写真が有った。
ニッティ・グリティ・ダート・バンドが来日した時、近畿放送のエレベーター前で、ジョン・マキューエンをつかまえ、opus36を弾いて聴いてもらった時はイーグルを使っていた。
後に彼が「あいつはもっといいバンジョーを使うべきだ」と言っていたらしい。
それって初来日の時かな?
イーグルは、確かまだヴェガを手に入れる前にケイを探していて出会ったものだ。
その後でヴェガだったので、恐らくナターシャーでは大きく分けると、カスガ~イーグル~ヴェガ~ギブソンRB500~グレートレイクスとなるんだろう。
ピアレスは散々プラカラーで塗りたくって、最終的にはトゥリーオブライフにしてみたり、と安物ならではの遊びの道具となってしまった。
しかし、ヘッドストックには、楽器屋さんでも見抜けなかったくらいに見事なフィドルシェープの形状が描かれていた。
カスガは流石に(シャレではない)4万円もしたのでそのまま使っていたが、もしかすると、ナターシャーの初期にはもうイーグルだったのかな。
イーグルは後にテナーのネックを京都の職人さんに作ってもらい、それをコンバート物としてテナー仕様になった。
その京都の職人さんは、ここ数年、ウクレレ製作で有名になっている占部さんだったが、銀杏の葉っぱをデザインした綺麗なネックを作ってくれた。
後のヴェガ、ギブソン、グレートレイクス、どれをとっても素晴らしい楽器だった。
今、僕はほとんどゴールドトーンばかり弾いている。
これは軽くていい音がして本当に優れものだ。
もちろん、高価な物を持った多くのバンジョー弾きに交じって弾けば、その音量や深みなど、大きく差が出るだろうが、数人で楽しむには充分過ぎるくらいだ。
そしてその軽さは年寄りにはかなり有難い。
これも軽くて「軽いでぇ」と言いながら良い想い出となり、ゆくゆくはもっと軽いものが出るんだろうか…?
いや、もうこれ以上は無理だろう。