僕はつくづく自分で自分がケチだと思う。
先日、少し甘いものが食べたいな、と思いスーパーの甘いもの売り場に立った。
こちらにはどぎつい色をしたいろんな甘いもんが並んでいる。
アップルパイやクランベリーパイ、各種マフィン、ロールケーキ、タルト等々、さすがに大福はないが、それでもチョイスはいっぱい。
そんな時でもまず、値段から先にみてしまう。
ケチでない人はそのルックスから入るんだろうなぁ。
いやいや、そもそもそういう人はあんまりこんなところで買おうとしないか。
気を取り直して、
ふと目に入ったのが、わずか2ユーロ程で小さなマフィンが12個も入っているもの。
同じ値段で同じだけ入っていてレーズン入りもある。
なんとなく、下手になんか入っているよりもシンプルな方がいいかな、と考える。
いや、この際アップルパイかな、と、また売り場を動く。
これもピンからきりまで。
目いっぱいリンゴが入っているものは5ユーロくらいしている。
日本では2000円くらいするだろうか。その大きさから見ても。
安いのは3ユーロ程で…でもこれ、ほとんどパイだろうなぁ。先っちょのほうに申し訳ない程度のリンゴが入っていそうな気がするなぁ。
などと考え、横にあるどぎつい赤い色をしたロールケーキも見てみる。
安いけどちょっとこれはないかな。
またマフィンの売り場に戻って3~4ユーロのものには目もくれず、やっぱり2ユーロのものを購入。
そこでいろいろ考えた。
12個あれば5~6日楽しめる。紅茶のお供に、コーヒーのお供に、なんなら緑茶だっていい。
高いもので4つしか入っていなかったら2日しか持たないかもしれない。
ならば6日に渡って楽しめたほうがいいのではないか。
高いものは美味しいと思ってまた買いに行ってしまう可能性があるし。
おー、なんとケチなんだろう。
このままではケチな人生で終わってしまうかもしれないので、たまにはフランス菓子の店でも覗いてみるか。
でもきっと覗くだけで出てくるんだろうなぁ。
それでも、京都出町ふたばの豆大福、キルフェボンのタルト、ラパンの食パンなどは…ありゃ、けっこう贅沢じゃん。