なんというタイトルだろうか、と思う人もいるだろう。

僕自身、もう少し良いタイトルが無いか、と迷ったが、ま、いいか。

実を言うと、先日、朝早く高齢の(お~なんでこんな風に変換されるんだ)恒例のウォーキングに出て、いつものお寺の階段(大人の階段ではない)を駆け上がり、ぐるっと一回りして、もう一度階段を…と思っていたところに、ふと奇妙な物体を発見した。

まるでヒモか糸のように細いもの。色は黒。

「うん?ミミズ?」と思ったがよく見ると頭が三角形で大きい。

子どもの蛇だ。

長さは15㎝ほど。いや、ピンと伸ばせば20㎝はあったかも。

胴回りは多分5㎜もなさそう。

本当に小さい蛇がじっとしていた。

このままでは踏まれてしまう、と思い、落ちていた葉っぱでつついて脇に寄せてみた。

通りかかったジョギング中の若者が「お、蛇ですね。可愛い!」と言った。

確かに僕も可愛いと思ったが、蛇を見てそんな風に思ったのは初めてだ。

勿論、子蛇(こんな言い方あるんだろうか)だからだろうが、大きかったら思わず逃げただろう。

そう言えば、まだ小さかったころ、家の大掃除をしていた父が脚立から飛び降りて「棚から蛇(牡丹餅ではない)が出て来てペロッとなめられた」と言った。

そしてその蛇は困ったことに雨戸のレールの処に入っていってしまった。

そこで近くの農家の知り合いを呼んでつかまえてもらったが、それは1mほどもあるアオダイショウだった。

父も驚いたが、多分蛇も驚いただろう。

足が沢山ある奴も苦手だが、ツルツルと胴体で這うのも苦手だ。

しかし、今回の蛇は連れて帰りたかったくらいに可愛かった。

でも、あれって将来どれくらいの大きさになるんだろうか?

何を食べさせたらいいんだろうか?

なんて考えると、取りあえず無事に生きていてくれたらいいかな、と思うだけだ。