2023年の6月に、フジコ・ヘミングをテレビ番組で観ながら、ウイスキーを呑み、昔を想い出した、と云うようなことを書いた。
幼少期の自分と母親とピアノの関係が、とてもよく似ていたことも有ったのだろうか。
そして心に沁みるピアノ演奏に乾杯でもしたかったのだろうか。
なぜあんなにも打ち込んでいた(だろう)ピアノを僕は止めたんだろうか。
それほどまでに母親の死はショックだったのだろうか。
ちょうどまだよく分からない年齢から、少しずついろんなことが分かってくる、というか自己が形成されていく年齢だったんだろうな。
自分の意識と無意識が交錯するような…。
一旦は手放してしまった音楽と、結局は人生を共に歩んで来た。
年齢のせいかそんな昔の事などをよく想い出したりするが、フジコ・ヘミングのドキュメンタリーは刺さるものがあった。
92歳か…。
また今晩はウイスキーでも…って、あ、なかったんだ。