Mayor Harrison’s Fedora/The Humours of Westport/Bucks of Oranmore(Reel set)
★ Mayor Harrison’s Fedora
“3パートのいいメロディを持ったリールで、もう20年以上演奏している曲だが、驚いたことに3パート目を知らない人が結構いるようだ。
ドーナル・ラニー達が2パートだけでやっていたせいだろうか。
オニールのコレクションには既に存在している古い曲である。このモデルになったハリソンは1897年から1915年までシカゴのメイヤーであったらしい。ちょうどオニールがシカゴで多くの曲をコレクションしていた頃だ”
★ The Humours of Westport
“キーオブFの難曲。Bパートはジェリー・オコーナーのペンになるPunch in the Darkにそっくりだが、キーが全く違うために混同することはないだろう。
作者など、詳しいことは分からないが、これも美しいメロディをもった曲だ”
★ Bucks of Oranmore
“おそらく最も有名な曲のひとつだろう。セッションの最後などにはもってこいだ。
この曲の後になにかつけるわけにはいかないくらいに出来上がった曲だ”
The Humours of Ballyloughlin/Knocknagow(Jig set)
★The Humours of Ballyloughlin
“フィドラーのEileen Iversによる演奏も比較的有名だが、Willie Clancyの演奏を基にしたLiam O’Flynnのプレイを聴くにつれ、これはパイプチューンだな、と思ってしまう。僕らはまず、フィドルとギターでメロディからスタートしている。これはJody’s Heavenに於いてDale Russと演奏したものをソースにしている”
★ Knocknagow
“4パートのとても魅力的なメロディを持ったジグ。パートごとに独特なテキスチャーがあり、ギタリストにとっても、その伴奏の構成を考えるには最適な、とてもやりがいのある曲だ。これもJody’s Heaven ではPaddy Reynolds’ Dream(Richard Dwyerのペンになる)とのメドレーで録音を残している”
こうして不定期にMareka&JunjiとしてのIrish Tuneのレパートリーを掲載していくが、なかにはなんら情報を得られないものもあるだろう。そんな時は曲名だけになってしまうが、とにかく自分たちの演奏する曲には責任を持ってできるだけいろんなことを知っておきたいと思う。