Irish Music その39

Paddy Mills’ Fancy  (Reel)

★  Paddy Mills’ Fancy

“この曲にもいろいろなタイトルが付いているが、どれも彼の名前から始まる。それはDelightだったりSpecial Dreamだったり、そんな意味ではまぎれもなく彼の作品だ。なんかいいメロディ、ついつい弾きたくなるような曲だ。僕等はよく「その26」に登場したThe New Mown Meadowの前にやっている”

 

My Love is in America/Heathery Breeze  (Reel)

★  My Love is in America

“とても古い曲で、かつ、とてもよく知られた曲だ。2002年くらいにMick Moloneyとのコンサートで演奏したことがあったが、これとColliersという曲とは余りにもよく似ているのでわざと二つを一緒に演奏した。その時はダブル・バンジョーだった”

★  Heathery Breeze

“元々のタイトルはHeathery Braesではないか、と言われる。Braesは丘や堤の斜面、あるいは側面、という意味がある、主にスコットランド地方で使われる言葉らしい。

僕はこの後で「その12」に登場したCongressを持ってきて録音したことがある”

 

The Long Drop/The Guns of the Magnificent Seven   (Reel)

★  The Long Drop

“シアトルのフィドラーRichard Twomeyという人によって書かれた曲、ということだが、僕はRandal BaysとJoel Bernsteinの素晴らしい演奏でよく聴いていた。Joelは「その19」に登場したThe Messengerの作者。JoelとRandalは共に僕の大好きなミュージシャンだ”

★  The Guns of the Magnificent Seven

“これは言わずと知れた(と言っても、僕等の世代には)荒野の7人という映画のタイトルだ。ジョン・スタージェス監督の名作で、元々はクロサワ作品「7人の侍」を真似て作った映画だ。いつも、7人は誰が演じたかな、と考えてしまっていたけど、今のネット社会なら何の問題も無く解決してしまう。だから良くないのだろう。一生懸命探しに出かけたり、考えたりしなくてもいいわけだ。曲の方は映画とは無関係だがFintan McManusというフルート奏者によって書かれている。尚、このタイトルを付けたのはSeamus Eganだという説があるが、彼のバンジョー・プレイは絶品だ”