Irish Music その40

Cooley’s/Bantry Bay (Hornpipe)

★  Cooley’s

“Paddy O’Brien作のホーンパイプだがJoe Cooleyがとても気に入って演奏していたのでこう呼ばれている。とてもいい曲で僕等のお気に入りでもある”

★  Bantry Bay

“The Little Stacks of Wheatと呼ばれることもあるが、それはそれでちがう曲が存在する。それというのもPaul BradyとAndy Irvineのアルバムでこうクレジットされているから、らしい。まぁそこそこあることではある”

 

Tom Billy’s/The Castle/The Cliffs of Moher/Farewell to Erin  (Jig/Reel)

★  Tom Billy’s

“De Danannの演奏で70年代から大好きだった曲。3パートをどういう風に弾き分けるか、ギタリストにとっても非常にきめ細かい神経が必要なおもしろい曲だ”

★  The Castle

“Sean Ryanというタイトルのほうが一般的かもしれない。前の曲からこの曲にチェンジする時がとても好きだった。De Danannのセットだ”

★  The Cliffs of Moher

“クレアー・スタイルの有名な曲。一時リールとして演奏することが流行ったりしたこともあった。

★  Farewell to Erin

“僕等はここからリールに突入。名曲中の名曲かもしれないが、ギタリストが最も気を付けるべき曲のひとつではないかと思う。4パート全てが違うのだ。いや、ほとんど同じだ。だからこそ違うのだ。なんだか「バカボンのパパなのだ」みたいだが、こういう曲でギタリストがどう弾くかを聴いてみると、その音楽に対する理解度が解ってしまう。全ての音の進行、そしてリズム、どこをとっても興味深い、やりがいのある曲だ。長い曲だが、もし4回、5回やるとなると、どうするか…。マーティン・ヘイズと二人で5回以上やったことがある。彼が異常に乗ってきて止まらなかったからだ。そのようにリード楽器奏者を高揚させていくのも面白い”

 

追加:The Castleの後でThe Nightingaleという同じくSean Ryanの曲を持ってくるのが一般的でポピュラーなセッションでのやりかたかもしれない。そんなことも知っておくと便利だと思う。