Irish Music その41

今回は、僕等が練習している時、わざとよく似たものをセットとしてではなく、ただくっつけて弾いてみたりする曲をいくつか載せてみた。適当に崩すわけにいかない厳しさを覚えるために、僕等はよくこういうことを練習の時にやってみたりする。あんまり似ているのでギターも気を付けて弾かないと違いが出ない。

まずキーオブDのポピュラーな曲3曲から。

Providence    (Reel)

★  Providence

“Michael ColemanとLad O’Beineがロード・アイランドからニュー・ヨークに向かう汽車のなかでこのメロディが浮かんだという。ちょうどプロビデンスに差しかかった時、あるいは目的地がプロビデンスだったか。しかしこの曲を書いたのはCo.Mayoのフィドラーで殆どをニュー・ヨークで過ごしていたJohn McGrathだ。そしてもともとは彼の出身地であるRossportの名前を付けてRossport Reelと呼んでいたそうだが、コールマンが付けたこのタイトルのほうが有名になってしまった”

 

Dowd’s No9     (Reel)

★  Dowd’s No9

“SligoのフィドラーJohn O’Dowdの作品といわれている。他に8作品あるかどうかは定かでないらしいが、この9番は有名だ。DervishのSeamus O’Dowdはひ孫に当たるということだ”

 

The Cedars of Lebanon    (Reel)

★  The Cedars of Lebanon

“Sean Ryan(Offaly)の作。ずっと好きな曲だったが、タイトルを忘れていたところ、Doolinのセッションで最初にテリーが弾いたことによって、全てが蘇った”

 

 

Ah Surely!     (Reel)

★  Ah Surely!

“Seamus Tanseyのライナーによると、かなり古い曲で、書いたのはSligoのフルート奏者Willie Sneeという人物らしい。この曲はGで演奏されるのでまだこんがらからなくて済むが、前の3曲とひっ付けたりすると、時々Bパートがどうなるか忘れてしまいそうになる。多分“その13”に登場したGeorge White’sあたりと一緒にやると、もっと分からなくなる危険性もある。他にもすでに登場しているBucks of OranmoreとLast Night’s Fanなんて一緒にやったら分からなくなりそうだし、そういう曲は数限りなくあるので、それはそれで面白い”