Irish Music その51

The Bunch of Green Rushes    reel

  • The Bunch of Green Rushes

“とても変わった出だしの、特徴のある曲だ。2パートの場合もあるが、おそらくは後からもう一つパートが付け加えられたのだろう。古い曲だ。29で登場したKylebrackのセットの3曲目に持ってくるといいかもしれない。

Derry Craig Woods/The Cottage in the Glen    Reel

  • Derry Craig Woods

Father Kelly’sとも呼ばれるこの曲。これだからアイリッシュ・ミュージックはやめられないという代表のような曲だ。初めてやった時のこと。2パートめに差し掛かった時、待てよ、どこかで聴いたことがある、と思った。Father Kelly’sと呼ばれる2パートの違う曲に2パート目がほとんど一緒なのだ。でもGから演奏すると片方はAmになるのに対してこの曲はAmajorでないといけないのだ。ほとんど同じメロディだが、C♮かC♯の違いだ。全然違うのだ。そして更に3パート目がやってくる。まさにこういう曲に初めて出会ったとき、ギタリストはどう反応するか…腕の見せどころではある。因みにNollaig Caseyはこの曲でもAmにしている。そんなこともあるのでギタリストとしてはまず、3度を無視してみるのも方法のひとつだ。僕は初めての人と演奏するときには常に相手の出方を伺ってきた。相手が一番気持ちよく演奏できる方法を選ぶのがコツだ。当たり前のことだが。

  • The Cottage in the Glen

“またの名をTommy Cohenともいい、Coen’s Memoriesともいう。Emの美しい曲だ。

初めて聴いたのはDe Danannだったかもしれない。それならばもうずいぶん前、70年代かな。人によってAm Gmの演奏もある。どのキーでもメロディの美しさが十分引き立つ名曲だ。