Irish Music その58

Finberr Dwyer’s/Dr.Gilbert/Malbey Shuffle    Reel

  • Finberr Dwyer’s

“若いアイルランドのバンジョー弾きの演奏で覚えた曲。彼はKevin Griffinから習った、と言っていたが、もともとはFinberr Dwyerの作と思われる。彼のアコーディオン演奏では聴いたことがあるのだが”

  • Dr.Gilbert

“とても美しいメロディの曲だ。有名でセッションでも度々登場する。元はフレンチ・カナディアンの曲をMichael Colemanがこの名前で録音したそうだ”

  • Malbey Shuffle

Diarmaid Moynihanの作。この曲を初めて希花に教えたとき、「あ、これ好き」と言ったのをよく覚えている。実はこの曲は僕も大好きだ。非常に単純なメロディだが音の進行がとてもいい。この人はCalicoのパイパーで数多くの名曲を書いている”   

 

Callaghan’s/The Flowing Tide   Hornpipe

  • Callaghan’s

“あまりポピュラーな曲ではなさそうだが、AパートもBパートもいいメロディだと思う。ティプシー・ハウスでも長いこと演奏してきたが、他の人で聴いたことはほとんどない”

  • The Flowing Tide

“僕はDick Gaughanのギター・アルバムから習ったが、かなり有名なホーンパイプで演奏している人も多い”

 

Celanova Square      Jig

  • Celanova Square

“またしても、Diarmaid Moynihanの作。これは実に単純だが、たまらなくなるようなメロディの曲だ。どう説明したらよいかわからないくらいに、同じようなメロディが繰り返し演奏されるが、気持ちが高揚するような曲である。コード楽器の人のセンスが問われるものでもあると思う。F#mの曲だが、Dmaj7しかり、Bmしかり、でもF#mでありたい、というような、気持ちの中で「このコードを使うのは今でしょ!」という強い気持ちと「今じゃないでしょ!」という強い気持ちと、「何故今使うのか。何故今使わないのか」という理屈がきっちりしていないと、単なる無意味な伴奏になってしまう危険性がいっぱいの曲だ”