2015年 アイルランドの旅 25

今日はリムリックに行く。因に8月8日の土曜日。天気はまぁまぁ。やっとアイルランドにも夏がやってきたかな、と思えるこの数日間だが、やはり風は冷たい。

ブレンダンと待ち合わせして一路リムリックへ。

着いた所はMilk MarketというところにあるMari’s Cheese Shopというお店。

とても感じのいいオーナーと、いかにも外国のコーヒー店らしく、美味しそうなチーズやサンドウィッチ、パウンド・ケーキなどが並ぶ、狭いが素晴らしくアット・ホームなお店だ。

着いたとたんにお店の中で買い物袋をぶらさげたまま、お客さんのなかにまじっているおじいさんが、座ったまま誰に聴かせるでもなく歌を唄っている。

歌詞を語り、メロディーに戻って好きなように唄っている。お店のお客さんもごく自然にコーヒーを飲み、サンドウィッチを食べ、みんなが美しい昼下がりをごく自然に楽しんでいる。

その一角での演奏。2時間ほどだったが、地元のパイパーが現れ、隣でコーヒーを飲んでいたおじさんが、突然アコーディオンを弾き始め、10代の少年が恥ずかしそうにティン・ホイスルを吹きにきたり、通りがかりの女の子がフィドルで参加したり、大丈夫かなと思うくらい太った7〜8歳の男の子が台の上に乗っかって歌ったり、楽しいひと時を過ごした。

因に最初に居たおじいさんは演奏が始まる前に、自分の出番は終わった、と思ったか、じゃ後は任せたぜ、と言わんばかりに帰って行った。

マーケットではあらゆるものが売り出されていて大賑わい。食べ物から着るもの、装飾品。

随分前にリムリックに来たとき、中に入った事はあった。でも、その時は週末でもなかったし、もう終わりの時間だったので全くイメージは違っていたのだが、今回はいろんなものを見て楽しむ事が出来た。

ドゥーランから早野さん、古矢さんコンビも寄り道して、そのままケリーに向かって去って行った。

僕らがゴルウェイに着いたら、しとしとと雨が降って寒かった。また夏がどこかへ行ってしまったようだ。