Irish Musicその96

今回は3rdアルバムThe Rambler で録音した楽曲から。

  • The Rambler / Banish Misfortune / Bye A While

“ご機嫌なジグ。結構音が飛んでいるのでリズムを取るのも、テクニック的にも難しそうだ。2曲目はアメリカでもこぞって取り上げられるもの。どこか、言うなれば“らしい”といった感じの曲だ。ハンマー・ダルシマー奏者には結構人気がある。3曲目は超絶テクニックのコンサルティーナ奏者、Padraig Rynneの作。彼とは2001年か2年頃、ゴールウェイにてセッションしたことがある”

  • Anna Foxe

“ジョセフィン・マーシュから直々に教わった彼女の作品。CD発表時はまだタイトルがAnna Fox かと思っていたが、正しくはFoxe ということなので、ここで訂正しておく。ライブなどで演奏すると、みんなが「可愛らしい曲」と言って覚えてくれる”

  • Coilsfield House

“Kevin Crowford やGearoid OHAllmhurain(いまだに発音できない)のプレイでよく聴いていた曲。ひたすら美しいメロディに心を打たれる”

  • Jackson’s

“フランキー・ギャビンから習った曲。他の人の演奏ではあまり聴いたことがない”

  • Breton Gavotte(Ton Double Gavotte)

“ケビン・バークのアルバムから覚えた曲だが、これも他の人の演奏は聴いたことがないような気がする”

  • She’s Sweetest When She’s Naked

“とても古く、とても美しい曲だ。こんなに美しい曲がそんなに昔から演奏されていたなんて驚きだが、確かにヨーロッパの建造物などを多く見てみると納得がいく。こういうものを幼い時から当たり前のように見ていたら、この曲のような感性が芽生えるんじゃないかな、という気にさえさせられる”

  • Thomas Farewell / As The Sun Was Setting

“このセットはすでに「その7」に登場している”

  • O’Carolan’s Welcome

“彼の作品の中でもとりわけ大好きな美しいメロディ”

  • The Banks of The Suir

“ファーストアルバムでも録音している美しいエアー。今回はハープとフィドルをメインにまた違った美しさが際立っている”

 

その他、このアルバムでは「この想い」「おわいやれ」の日本語の歌、それにバンジョーによる「クリンチ・マウンテン・バック・ステップ」も収録されている。

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