フィークル2日目。
今日はペパーズ裏のステージでの演奏と、またしてもアンドリューとのセッションがある。
十分な休憩を取っておかなくては、と思い、朝から「フルアイリッシュ・ブレックファースト」を食べて、もういちど寝ることにした。
午後、子供達が水泳教室から帰ってきてしばらくしてから庭で彼らと遊んだ。
ちょっとした日本の公園くらいの広さのある緑の庭、遠くには小高い丘が広がっている。
こんなところで毎日走り回ることができる子供達や犬は幸せだろうな、とつくづく思ってしまう。
水泳教室にしてもプールではなく、自然の湖で行われているらしい。なかなかに面白い。
しばし子供達と遊んでシャワーを浴びて、いざ出陣。
ステージでの演奏は7時半から。でも何分くらいやるのか、どういう順番なのかも知らされていない。
とにかく居ればいいのだ。音響のおじさんもたいしたものだ。さっと用意して素知らぬ顔をしている。慣れたもんなんだろう。特にこの音楽には。
僕らはフォギーでデニス・カヒルに友情出演してもらうことにした。彼も「お、面白そう。いいよ」とやる気満々。
最後の2セットほどはアンドリューとのトリオもやった。
このクレアでクレアのミュージシャンとステージを作る。それはこの音楽に関わってきた数々のシーンのなかでも最高の瞬間であることに間違いない。
約20分のステージを終えて、最後はTulla Ceili Bandの演奏だ。
だが、僕らは次なるセッション・ホストの仕事。アンドリュー、そしてアイリーンと一緒だ。
その夜、帰ったのは4時にもなろうとしていた。アンドリューはまだまだ飲む気満々のようだったが、とても付き合えない。
フィークル2日目の夜もそろそろ明けそうだ。