女性シンガー

何故か女性シンガーのLPレコードやCDはよく集めていた。フォーク・ソングをやっていた頃はブラザース・フォアとキングストン・トリオのLPは、ほぼ欠かさず持っていたが、それはあくまでグループとして、だったので、男性シンガーというものにはあまり記憶が無い。

女性シンガーではまずビリー・ホリデイだろうか。大学1年くらいの時には本当によく聴いていた。ここは音楽を奏でる者としては必須だろう。

ジャニス・ジョプリンもよく集めたものだ。Cheap Thrillsなるアルバムは擦り切れるほど、耳に胼胝ができるほど聴いた。

彼女が元々はオートハープを爪弾きながらフォーク・ソングを歌っていた、というのも驚きだ。

そしてナンシ・グリフィス。この人のアルバムはほとんど全部持っていた。

テキサスの香りムンムンの、最も好きなシンガーだったかもしれない。因みにジャニスもテキサス出身だった。

カントリーではリバ・マッキンタイヤーの声が好きでいくつかのアルバムを集めたものだ。

そういえば、アリソン・クラウスも好きでファンクラブにも入っていたっけ。

二―ナ・シモンやシンディ・ローパー、そうそう、ミニー・リパートンが出てきたときにはびっくりしたなぁ。

リンダ・ロンスタットが寿司屋に来た時もびっくりしたけど…関係ないか。でも、彼女のメキシカンのアルバムは僕のベストのひとつに数えられるかな。

フィービー・スノウが出現した時も相当なギターの腕前に圧倒されたものだ。彼女は、ニューヨークのクラブでデビッド・ブロムバーグのプレイを食い入るように見ていた、という話を聞いたことがある。

ボニー・レイエットを初めて見たのはジェリー・ガルシア・バンドのゲストとして彼女が出た時だった。ぶっ飛んだ。

この人が歌うStor Mo Chroiが、ギグに行く途中ジャック・ギルダーの車のラジオから流れてきたときのことは結構鮮明に覚えている。

ヒット曲の中ではこのボニー・レイエットの「I Can’t Make you love me」これは絶品だし、

アリシア・キーズの「If I ain’t got you」

これは、徳島の会でオープニングアクトを務めてくれた、なつきさんが唄っていて、僕はすっかり忘れていたにも関わらず「アリシア・キーズ並のボーカルだね」と言ってしまったが、それはそれで当たっていたので今さらながらびっくり。

他にも、トニ・ブラックストンの「Unbreak My Heart」それにSadeの「Smooth Operator」なんかは何万回聴いたか分からない。

グループの中では何といってもペンタングルのジャッキー・マクシーやフェアー・ポート・コンヴェンションのサンディ・デニーかな。

こうしてみると男性シンガーの方も少なからず想い出してきた。

また書いておこうかな。それでないと忘れるから…。