2019年 アイルランドの旅 9 ティペラリー~ドゥーラン~エニス~ゴールウェイ

8月13日  (火)晴れ。

さぁ、洗濯だ。ここではタイミングを見計らって洗濯しないといつ雨が降ってくるかわからない。と考えるのは日本人だけかな。隣の庭では3~4日同じ洗濯物がたなびいている。

1時頃、パディ・キーナンが会いにきた。家からここまで1時間ほどだ。

途中雨がぱらついたり急に晴れたり忙しい洗濯物の行ったり来たりだった。

8月14日  (水)晴れたり曇ったり雨が降ったり。

この天気、なんて言ったらいいの?曇り時々晴れ、所により雨?今もよく晴れているのに雨が降っている。

明日からまた出かけるので、今日はその準備やら体を休めることに当てた。

キアラン君は今日からドイツに行った。

8月15日   (木)晴れ。

今日はティペラリー、パディの家に向かう。旅も後半になってくると俄然忙しくなってくるのは毎度のことだ。

まず、街でお茶を飲んでいると、偶然外を通りかかったパディ・グラッケンをパディが見つけ、しばしお話し。僕らだけでは「似ている」とも思わず通り過ぎたかもしれない。

店を出てしばらく歩くとマーティン・ヘイズとも出会った。今、ここではフェスティバルがあるのでいろんなミュージシャンが来ているし、街もかなり賑わっている。

そんな街の喧騒を後に、僕らは早々とティペラリーに向かった。

途中食料品を少し買って家についてから、犬のティミーと遊んで疲れたので早く寝ることにした。

8月16日        (金)雨のち晴れ。

11時半出発でEnnisに向かう。途中少し寄り道をしたが2時頃到着。今日は夜からBlakie O’Connellのセッションがあるのでそれに出かけるために体を休めておく。まだ若い彼のパワーというのはすごいものがあるからだ。

パディとブラッキーのダブルパイプスにダブルブズーキ。シボーン・ピープルスと希花のツイン・フィドル、それにフルートと僕のギター、途中から加わった凄腕のコーク出身のパイパー。

そんな面子で往年のボシー・バンドのセットを12時半頃まで演奏。

これくらいではもう疲れることもないが、また明日もあるのでおとなしく寝ることにした。まぁ、やたらと運ばれてくるギネスにももう大変な思いをしているし。

8月17日    (土) 晴れ。

今日も11時半に出発でDoolinに向かう。パディも歳のせいかあんまり遅くまで寝ていられないらしい。本当は3時頃出発すれば十分なのに。

今日はここのパブでの演奏に参加するかしないか自由だったし、久々のDoolinなのでぶらぶら散歩して、あの時のロバとも出会った。

しかし、観光客が次から次へと大量にバスでやってきてここで料理をいただく様は、静岡の丸子にあるとろろのお店を思い出した。

日本平や久能山、三保の松原などを巡った観光客の一団が次から次へとやってきてとろろを食べる。ここではアイリッシュ・シチューだ。

観光地っていうのはお国が違っても一緒だな。

8月18日    (日)雨のち晴れ。

Doolinを2時過ぎに出て、Ennisでパディと別れ、そこからゴールウェイに向かった。

この期間、偶然にも少しだけ旅をしていた小田原の早野・古矢組と食事をし、その後芳美さんと歓談。

この地を訪れたら必ず会いたい人の一人だ。2015年以来、強い絆で結ばれているかのような彼女は、相変わらずバイタリティに満ち溢れている。それだけに疲れも溜まっているみたいだと言っていたけど、どうか元気でいつまでもゴールウェイのママとして君臨してほしい。

8月19日    (月)晴れたり降ったり。

少しの時間をみて、芳美さんに挨拶をして、ちょうどお店にはアコーディオン弾きのかなこちゃんもいたのでしばらくお話しした。 

また旦那のブライアンと日本に来る予定があるので、彼女の華麗なアコーディオンプレイはどこかで聴くことができるだろう。

後、ダブリンに向かい、空港でキアラン君と待ち合わせ。めでたくカーロウに帰ってきて、食事をしながらしばし歓談。12時も過ぎたし、ここの静けさに包まれて眠ることにした。