ラグビー

先月から希花さんの仕事に付き合ってのラグビーワールドカップがらみの演奏を横浜のファンゾーンで行っていた。

1度は台風で流れたが、9月22日のアイルランド対スコットランド戦に合わせての演奏はなかなか興味深いものがあった。

いや、演奏というよりもラグビーというものがこんなにおもしろいものだということが分かったからだ。

そういう人がこの1か月余りで随分増えただろう。

僕にしてみれば、高校時代の体育の授業ではラグビーをやった覚えがあるが、そのルールなどは全く覚えていない。

覚えていることと言えば、ボールを前に投げてはいけないことだけだ。おかげでその後バスケットをやると後ろにパスしてしまう事が多くなったりもした。

スクラムなんて、面白くておたがいやたら関係ないのに蹴りあったり、頭突きしあったりしたものだ。別にこんなことしなくてももっと他の方法があるんじゃないかと思ったものだが、なんか面白かったことも事実だ。

今で言えばいじめみたいなものだが、クラスのいじられ役なんかこのときとばかり散々な目に遭っていたが、みんな仲良くやっていた。

さて、今回のワールドカップにはなかなか興奮させられた。

アイルランド対日本の試合の前日、ノエル・ヒルが電話してきた。「悪いけど勝たせてもらうぜ!」電話口で大口を叩いていた。

次の日「残念だったな!」と電話しようかな、と思ったが落ち込んでいると可愛そうなのでやめておいた。

別な友人は南アフリカ戦のあと「日本凄かったなぁ。残念だったけどあとは南アフリカに頑張ってほしい」と言っていた。みんなそれぞれに盛り上がっていた。

それに最初は「ラグビーって何人でやるの?」なんて言っていた希花さんも、「ノックオンだ!いけ!リーチ。いけ福岡!」「よし、ジャッカル決まった!」「トラ~イ!!」なんて叫んでいた。

しまいにはハカまで真似するようになったが、今一つ、人前でやる勇気はなさそうだ。

確かにもっともっと盛んになってもいいような気もするが、結構危険だし格闘技然とした要素もあるあるし、そうおいそれとはできないスポーツでもありそうだ。

ポジションで体格の差があるのはけっこう面白いが。

何を於いても、様々な関係者の方、特に僕らが直接お世話になった横浜のファンゾーンで朝から晩まで走り回って全ての人達の面倒をみてくれたスタッフたち、もう少しゲームがありますが、どうかお身体を大切に。そして終わったら少しだけでもお休みください。

ラグビーを通じて多くの人が頑張っている姿を見ることができて幸せでした。有難うございました。