懐かしのリオ・ブラボー

先日、懐かしい映画、リオ・ブラボーをテレビで観てしまった。1959年の映画と言うことなので、10歳の時に観たものだ。遥かなるアラモは1960年。12歳の時に汽車に乗って東京まで単身、観に行ったことを覚えているが、やっぱりジョン・ウェインは当時の僕にとってのヒーローだった。

それにディミトリ・ティオムキンの音楽というのも魅力のひとつだったかもしれない。

事実リオ・ブラボーの方にはディーン・マーティンと、リッキー・ネルソンが出ていて歌を唄うシーンがある。

有名な「ライフルと愛馬」だ。これは1948年の映画「赤い河」で使われた音楽だが、因みにこれもジョン・ウェイン。

そう言えば、アラモでもフランキー・アバロンが出演していたし、音楽もディミトリ・ティオムキンだった。

そんな風にやっぱり映画を観るにしても、音楽とは切り離せないものがあった。

その上にもちろん俳優。ジョン・ウェインが出ていれば必ずと云っていいほど観に行ったものだ。

そのジョン・ウェインが死んだのは1979年の6月。僕はよく覚えている。

その時、省ちゃんと韓国に居たのだ。

街角で買った新聞にこう書いてあった。「西部の皇帝、癌で死去」勿論韓国語は読めるわけないのだが、西部と皇帝と癌と死去が漢字で、それが読めたのと、彼の写真が載っていたから理解できたのだ。他は全部ハングルだった。「ジョン・ウェイン」でさえも。

とに角、西部劇大好き少年にとって、ジョン・ウェインの立ち振る舞いはたまらないものがあった。

リオ・ブラボーを久々に観て、また「駅馬車」「リバティ・バランスを撃った男」「騎兵隊」なんかを観たくなってきた。

そして、アイルランドとの関係が深い「静かなる男」も。