Irish Musicその169

Midnight on the Water   (Waltz)

この曲は特にレパートリーとして取り上げているものではないが、オールドタイムの演奏家たちには最も良く知られた曲のひとつなので、ここに取り上げてみた。

デヴィッド・ブロムバーグやケイト・ウルフなどでも知られている古いフィドルチューン。

テキサス・スタイルのフィドラーLucas(Red Luke) Thomassonの作だが、実際に出版したのは彼の息子Benny Thomassonとなっている。

ほとんどの場合、のんびりとした「たるい」ともいえるテンポでゆったりと演奏されることが多い。

僕は1975年のデヴィッド・ブロムバーグのアルバムから覚えた。

Eliza Cathy & Norma Watersonのアルバムでは歌が入っているが、Martin Cathyによるとこの歌詞を書いたのはRon Kavanaということだ。時々アイルランドのあちらこちらで出会って挨拶を交わす仲だが、いつ頃から知っていたのかよく覚えていない。

話はそれたが、ケイト・ウルフのものと同様良い歌詞が付いている。ただ、メロディは別なもののようだ。基本、フィドルチューンとして紹介されている。