毎年この時期になると様々なドキュメンタリーフィルムをテレビで観ることができる。
去年もあったかもしれないが、元ヒトラーユーゲントの証言、というものを昨夜観ていた。
彼等の話すことが、とても興味深かった。
当時のドイツの状況と今の日本の政府の状況とあまりに酷似しているからだ。
彼等は現実から目を背けていた。現実を見ようともしなかった。
特に総統をはじめ、その側近たちがそうであった。
ナチスが滅びたら、それは国民のせいだ、とも言っていた。
若い兵士が沢山死んでいく中、総統は安全な場所で隠れていた。
まるで、今の日本の政治家たちのことみたいだ。
首相の眼は戦時中の特高と同じだ、と言った人がいるが、正にその通りだ。
結局、日本はあれだけの経験をしたのに、戦後、戦後と云いながら、いろんなものに眼をそむけてきてしまったのではないか、と思う。
コロナに関しても、どこまでこの1年半を真剣に検証しているんだろう。
休みなしで働いている、というポーズをみせる首相。
まるで、時間ばかりかけて効率の悪い勉強をしていてなかなか成果をだせない学生みたいなもんだ。
自分に置き換えてみるとよく分かるが、一国のリーダーがそれでは困る。
今日もまた素っ頓狂な演説をしなければいいが…。
またつまらないことを書いてしまったが、僕らはこの日をスルーしてしまうわけにはいかない。