2023年アイルランドの旅 7

久しぶりにアール・スクラッグスのアルバムを聴いている。

もちろんフォギー・マウンテン・ボーイズだ。

想い出すなぁ。

ニューヨークに居たときの、どことなくブルーグラスが似合わない感覚。

あの町はやっぱりジャズだ。

バスがバージニアに入った途端フィドルやバンジョーの音色がやけにマッチして、テネシーに入るとそこにスティールギターが加わったり、そのサウンドが周りの景色にこれでもかというくらいにマッチしている。

山々、丘、空、そして流れゆく雲でさえも。

果たしてフォギー・マウンテン・ボーイズの音色は…どこかよそものの感じがする。ここでは。

面白いもんだなぁ。

音楽は世界共通言語なのに。

何かが悪いわけではないが、空気感かなぁ。

ここでは日本食よりもやっぱりフィッシュ&チップス。

ま、決定的に水の違いで出汁が出にくいとかそういうことはさておいて。

なまじ両方の音楽を手がけてきたせいもあるだろうし、普通の感覚とはまた違うのかもしれない。。

それにしても最初の録音のフォギー・マウンテン・ブレイクダウン、素晴らしいなぁ。

1949年12月11日の録音なので、僕がおぎゃ~といった(知らんけど)少し前。

これ、やっぱりすべてのブルーグラスバンジョー曲の基本なんだろうなぁ。