2023年アイルランドの旅 9

ずっと雨予想だったのがそこそこ良い天気が続いている。

でも歩いていると、時々「あれ、雨かな?」と思う時があるので、一応雨、としておけばいいとでも思っているんだろうか。

確かに、晴れるよ、と言っておいて雨よりは、雨、と言っておいて晴れたほうが人々の喜びは大きいかもしれない。

昔は運動会なんて面倒で、雨降らないかなぁ、と思ったこともあったな。

ところで、例のサワードウブレッド、最後の二切れはとうとうゴミ箱に旅立ちました。

そりゃそうだよな。

推定10日も経っていれば罰もあたらないだろう。

これ以上挑戦すると口の中が傷だらけになるし。

昨日はキンバラにあるギャリーのスタジオに出かけ、久々にみんなで音合わせ。

楽譜も置くわけでもなく、誰かが始めれば自然と音が重なって一つの完成した世界が出来上がっていく。

とてもリラックスできる瞬間だ。

外はゴールウェイよりも暖かく、きらきらとした入り江に緑の山が写りこんでいる。

やっぱりこの音楽、これだよな!と感じてしまう。

1週間経ってまだどことなく時差ボケが抜け切れていない僕にとって、この景色とこの音楽はとても心地が良い。

ひょっとしたらこんなぼーっとした感覚が最も人間にとって自然体なのかもしれない。

いや、ちょっと言い方が悪いかな。

要するに、余計なことに惑わされず、余計なことを考えず、全てお任せ!みたいな。

やっぱり人間は自然体で生きていけるのが一番かな。

アイルランド人って自然体なのかな…。