2023年アイルランドの旅 12

今日は小雨が降る土曜日。

これくらいの雨だったら傘は要らない。

ほとんどの人はそのまま歩いているし、アイルランドあるあるの光景だ。

今、ゴールウエイは「アートフェスティバル」の真っ最中。

その中の一つとして今日はランチタイムコンサートで1時間ほど演奏することになっている。

ちゃんとした会場でPAもきちんとしていて、やたらと音がいい。

といえども、僕らが到着した時、それと同時にサウンドエンジニアーがやってきて、そこからセッテインング。

いつもながら、その手際のいいこと。音決めの早いこと。

やっぱりこの音に、このバランスに慣れているとしか思えない。

母親の胎内で聴いてきた音がもう、身体にしみついているとしか思えない。

お客さんも立ち見がいるくらい大勢入っている。

4人で合わせた最初の演奏としては、そのショーの進行もなかなか良かったのではないかな。

また、やっぱりお客さんの反応も聴きなれている人達、という感がある。

調子の良い曲では身体を揺らし、スローな曲ではあちらこちらからため息が漏れている。

100人近く入っていても、そんな反応を肌で感じることができる。

後ろのほうは見えないが、前の方の人たちの表情がとてもいい。

僕らも1時間ほどをみんなと楽しむことができて、気持ちのいい疲れが残った。

お腹が空いたので、その会場の下になっているパブで何か、と思ったが、先日書いたように、ここではちょっと前に食べたし、結構にぎやかでうるさかったので、近くのハンバーガー屋さんに行った。

ハンバーガーといってもファストフードではなく、それなりの店だ。

とても美味しかったが、死ぬ前に食べたいものとは違うなぁ、なんて言いながら、それでもチップスとチキンバーガーとビールで大満足して帰った来た。

人生最期に食べたいもの、何かなぁ?

アイルランド人はイモだろうか、。いや、食べるものはいいから飲ませてくれ、というだろうなぁ。