2023年アイルランドの旅 13

ずいぶん疲れていたせいだろうか、9時間くらい寝てしまったようだ。

それでも、この歳になると「あるある」だが、3回くらいトイレに起きている。

ま、起きれない(正しい日本語ではない)よりはましか…。

午前8時。コーヒーを飲んで、シリアルを食べて。

さて、気温は…15℃

天気は曇り。いや、よく見ると霧のような雨が降っているようにも見える。

向こうのほうから女の子がランニングして来るのが見える。

短パンにTシャツでしっかりとした走りだ。

なんだ、窓越しに降っているように見えたのは目の錯覚か、と思って今一度よく見てみると、やっぱり降っている。

それもけっこう降っている。

これでは普通、ちょっと散歩などとも考えられない。

毎日のルーティンといえどもこの中で走るって…いや、今日は日曜日。多分普段は仕事で、土曜と日曜のこの時間に走ることを決めている人なんだろう。

ほかにも傘をさす、でもなく、普通に紙袋持ってゆっくり歩いている人…まったく彼らの行動から物事をはかり知ることはできない。

他人は他人。自分は自分だ。

この雨の中、もし日本で傘をさしていなかったら、あいつは井上陽水か、と思われてしまう。「傘がない~♪」って、コンビニで買えよ!と突っ込んだものだ。

「雨が空から降れば~♪」って、当たり前だろう。そんなもん足元から降るわけないだろう、なんて。

仕方がないので上がるまで待つか、いや、アイルランドあるあるを甘く見てはいけない。

少し晴れてきたのでダニエルのドーナツでも、と思い、外に出てみた。

やっぱり気が向かなかったのか、いや、朝は雨だったからか、居なかった。

甘いものを売っているダニエルだが、甘く見てはいけない。