アイルランドの国民的歌手、いや、世界にその名を轟かせた人物がこの世を去った。
シネイド・オコーナー
特にフォローしていたわけでもないので、有名な曲とかあまり知らないが、よく好んで聴いていたのは「フォギー・デュー」だった。
なんとも力強い歌声に心を奪われたものだ。
そんな関係で、映画「マイケル・コリンズ」も何度観たことだろうか。
ジュリア・ロバーツが「She Moved Through the Fair」を歌うシーンは一般的にどこでもアイルランド人が集まれば当たり前の光景だった。
家族で、友人同士で。
演奏を楽しみ、ダンスを楽しみ、そして歌を歌う。
多分、アイルランド人にとってシネイド・オコーナーの死はけっこう大きな出来事だろう。
去年は9月の初めころ、やっぱりアイルランドでエリザベス女王が亡くなったことを知った。
僕にとってはそれに匹敵するくらい、いや、彼女がまだ若かったから尚更かもしれない。
56歳。精神的にも色々あったみたいだ。
あれだけのシンガーだったし、社会に対する思いも半端ではなかったし、なかなかに濃い人生だったんだろうなぁ。