2023年アイルランドの旅 37

こちらのいい天気の日は、これだったら外でいっぱいやりたくなって当然だな、とおもわせるような気候。

空気は澄んでいるし、夏でも気温は20℃前後,後、になることはほとんどないけど、昼の日差しは日向に居れば少し暑いかな、と思う程度。

日本の秋のめちゃくちゃいい天気の日といった感じ。

またこちらの悪い天気の日では、寂し気な雨がしとしとと降る、これまた家で飲んでいたら憂鬱になってしまうので、外へ行ってみんなと飲みたくなるような気候。

これやっぱり酒飲みにはたまらない国だろうな。お金も溜まらないだろうな。

昨日、近場のパブでギネスを一杯のんでいたら、お店の姉ちゃんが「これ余ったからあげる」といってもう一杯持ってきた。

普通、一杯で十分だが、もらっておいて悪いので飲み干したら完全に酔ってしまった。

外はまだ明るい8時頃。

戻ってきてそのまま爆睡してしまった。

ユジーンに訊いてみた。どれくらいで「飲んだ!」といえるのか、と。

するとキアランと同じ答えが返ってきた。8パイントだそうだ。

500mlの缶ビール大体8~9本?無理!

僕は1本で十分。してみると2パイントではやっぱり酔うわけだ。

しかし、不経済な連中だ。

アイルランド人の数に対する答えで面白いのがかならず「2ミニッツ」という答えだ。

それ言われた時には、あーこいつどれくらいかかるか分からないんだな、と思って間違いない。

してみると8パイントと答えるのは6,7,8,9,10くらいの感じなんだろう。

そんなに適当なのにほぼ廃屋と言えるものを、全部自分で電気、ガス、水道も壁をぶち抜いて通して立派な家にしてしまうんだから驚きだ。

いろんな事柄が適当なアイルランド人。

飛行機がどえらい遅れでカウンターに行って訊いても「あたしのせいじゃないわよ」というアイルランド人。1分でも電車が遅れると「まことに申し訳ありません」とアナウンスが流れることが当たり前だと思っている日本人。

どんなにレジで人が並んでいようが、一向にお構いなしに世間話に興じる店員。

二人ほど並んでいると、どこからともなくサッとあらわれる日本のコンビニ店員。

一長一短あるだろうが、お国違えば…というところを毎日のように感じる。