2023年アイルランドの旅 39

店頭に芽キャベツが並び始めた。

大きな粒が20個ほど入って日本円で200円ほど。まだ旬ではないせいか、少し高め。

日本ではあんまり食べる人いないから高いんだろうけど、8個で300円などという東京、なかなか買おうと思わない。しかしここではついつい手が出てしまう。

ここの食材の安さに慣れてしまうと、日本のチマチマした量でそこそこの値段をみて、また手が出なくなってしまうだろう。

しばらくは豆腐、納豆、モヤシくらいが主食になるかな。

厚揚げなんかも買っておくとけっこう便利かもしれない。

焼いてしょうが醬油だけで食べても「あ~、日本人で良かった」などと思ってしまう。

基本的にはパンやミュースリなどは大好きだが、やっぱり醤油味には敵わない。

だんだん、そんな味が懐かしくなってきた。

もうしばらくじゃがいもはいいかな?

ビールもいいかな、と思いつつ日本の天気を見ると、なに!34℃?体感42℃?おいおい、ふざけるなよ。やっぱりビールじゃないか!

ということになってしまうだろう。

今年はビールが売れただろうなぁ。暑すぎて蚊も飛べなかった、という話も聞いた。

海水浴も暑すぎて、浜辺の砂で足の裏火傷とか。

犬とか猫とか、かわいそう。

もちろん人間もかわいそう。

僕が帰る頃にもまだ30℃以上の日が続くようだし、気を引き締めて帰らなくては。

昨日はユジーンが、知り合いの漁師さんから大量のムール貝をゲットしてきたので、彼らの家で大ムール貝パーティ。

多分、一生分のムール貝をいただきました。

ムール貝とビールで早くから爆睡していたところにノエルが戻ってきた音がしたので、しばし、川のせせらぎを聴きながら歓談。

街ゆく若者たちが陽気に歌いながら次のパブへと橋を渡って行く。

彼らの歌っていたのはI’ll Tell Me Maだった。

涼しい海風、若者たちの幸せそうな歌声、川のせせらぎ、緑一杯の庭でノエルはビール、僕は冷たい水。

そして爆睡の続き…Zzzz……。