もうこの町もおなじみだ。アイリッシュブレックファーストもおなじみだ。
今日のメインイベントは久々のデクランとのセッション。マンドリンを自由自在に操る素晴らしいミュージシャンだ。
“チコリ”に出かけると、デクランともうひとり、フィドラーが待っていた。ひとことふたこと交わした後、早速始めた。
相変わらずの心地よいサウンドだ。それにフィドラー。もろにフランキー・ギャヴィンの影響を受けている。
タイトだ。リア・ルクラが狙っていたサウンドがよく分かる。エニスでもそうだが、ここでも毎日これくらいタイトなセッションがくりひろげられている。いや、これはもうアイルランド全域にいえることだ。
明日がゴールウェイ最後の日になるが、どんなセッションが待ち受けているだろう。
デクランと別れた後も、切れのいいマンドリンの音が頭から離れない。この音楽では比較的めずらしい楽器だといえるかもしれない。だからなおさらその音が新鮮に聴こえるのだろう。
また来年もここに来たら会えるかもしれない。