8月18日(金)快晴。6時起床。気温11℃
10時くらいから激しい雨。必要なものの買い物に出てひとしきり雨に濡れた後はまた晴れている。めっちゃいい天気。
今日は1日ゆっくりすることにした。
場所はゴールウェイ。海辺の静かなソルトヒル。
このアパートの住人、ローリーとは2014年に会っている。弟のアンガスと一緒に僕らの演奏するパブに来ていた単なる飲み客だった。
それから何故か、事あるごとに声をかけてくれる。
スライゴーに行くけど一緒に行くか?山に登るけど一緒に行くか?いつでも泊まりに来ていいぞ…など、不思議な連中だ。
本当に極自然体で親切な兄弟。ローリーとアンガス。
もの静かで一見とっつきにくそうな兄貴と対照的に人懐っこい陽気な弟。
今回まで彼らの苗字も知らなかった。彼らは未だに僕らの苗字も知らないだろう。
また少し降った先ほどの通り雨のせいか、海をまたいで大きな虹が架かった。
明日、ちょっとだけエニスに顔を出そうかと思っている。
8月19日 (土)小雨交じりの曇り。7時半起床。
外を歩いている人を見ると、傘をさしている人もさしていない人も、コートの襟を立てて寒そうにしている。
結局、晴れてきて気持ちのいいエニスへの道のりとなった。
着いたらすぐにMatt Cranitchと会う約束になっている。Andrewにも連絡しておく。
歩いているとJosephine MarshやDeclan Coryと出会う。しばらく立ち話をしてMattとの待ち合わせ場所に出向く。
一緒にお茶を飲んでいると次から次へと知った顔も現れて、やっぱりFleadhは忙しい。
やがてAndrewもやって来て話をしていると、Eileene O’Brienも立ち止まる。
この辺はもう知った顔ばかりで、僕らもすっかりClareの人間となっているようだ。
Mattは他に用事があるので、Andrewと一緒にJosephineに会いにいく。彼女からメールをもらったのでどこにいるかは分かっているのだが、
Andrewは人ごみを避けて人知れぬ裏道をひたすら歩く。僕らには今どこを歩いているのかさっぱり分からない状況。
目的の場所に着くと既に多くの人が彼女を取り囲んでセッション真っ盛りという感じだ。
そことは違う少し離れた別室が結構静かでいいスペースだったので、僕らはそこで始めることにした。
イギリスから来たフィドルとアコーディオンの夫婦がとても感じのいいデュオを聴かせてくれ、そこにMattも現れて、そうこうしているうちに
キアラン君も現れて、とても質の高い良いセッションになった。
立ち寄った人たちも大喜びだった。
名残惜しいが、キアラン君もカーロウに、Mattもコークに、そして僕らもゴールウェイに戻るためにまだ残るみんなに挨拶をして6時頃にパブを出た。
これがなかなか大変なのだ。みんなに声をかけられ、出るだけでも20~30分かかることもある。
ゴールウェイに着いたのが8時ちょっと過ぎ。途端に電話が鳴った。元気のいい声で「こにちわ~」
Noel Hillからだった。近々また会うことを約束して、そのまま僕らはワインを飲んで眠ることにした。
時刻は11時を少し回ったところ。
なんだか忙しい、それでも充実した1日だった。