2022年 12月29日~30日 静岡 京都

4月9日以来のライブレポートです。

今回も希花さんの一時帰国に合わせた会。それにキアラン君も3年越しの日本を満喫しに来ている。

静岡では開演前にセレンディピティオーナーの岩堀君が日本平の夢テラスに連れて行ってくれた。絶好の富士山日和でした。

さて、ライブではRE Take Ramblersがオープニングアクトを務めてくれ、僕らは多くの曲をキアラン君とのトリオで演奏させていただいた。

今回は僕の73歳バースディと云こともあるが、何といっても希花さんのお祝いにも大きな意義があり、それに加えてやっと日本を訪れることが出来たキアラン君の「いらっしゃいませ」も含めてのコンサート。因みに彼、お店に入ると自分で「いらっしゃいませ!」と云ったりする。

それにしても力強いフルート演奏は健在だ。

僕と希花さんも、もう10年以上一緒に演奏しているし、あまり深く考えなくてもあれとこれ、で通じるところがあるしリラックスして出来る。

最後にはRE…と一緒に、という事で、じゃぁKeep on the Sunnysideと云ったらキアラン君が「あ、それなら知ってる」なんていうので話は早い。

おかげでぼくらも存分に楽しめた会となった。

静岡のオールドフレンズも健在で終了後も結局1時ころまで飲んでしまった。

魚の食べられないキアラン君、魚大好きな希花さん、なんでもいい僕。

美味しいビールと日本酒で話に花が咲く。

そして、本来、京都には僕らだけ行って、キアラン君は東京に戻る予定でいたが、やっぱり連れて行こう、という話が、いや、決して酔った勢いではなく決まったので、それはそれで京都も楽しみになった。

静岡の仲間たちに感謝だ。

彼らの厚いおもてなしを受けて、京都にもいい仲間たちが待ってくれている、と思うと、やっぱり僕らが本当にお世話になっているキアラン君を連れて行かない手はないかな、と感じさせてくれたのだ。

さて、新幹線の車窓からも富士山を満喫した彼とめでたく到着した京都は、ここも恒例になった都雅都雅。広瀬さんも元気そう。

今日のコンサートでは僕の企画で、長年お世話になっている人達に少しだけ登場してもらおうかな、と思い、先ずバンジョーを借りている猪間君。

彼とAngeline the Bakerを演奏。心臓の鼓動が聞こえてくるくらいに緊張していたらしいが、それに関しては希花さんが居るから思い切ってやったらいいよ、と無責任な事を言って登場してもらった。どうもありがとう。

続いて、ナターシャーセブン時代からお世話になっている「昔ボウヤ、今ジイヤ」の西田君。

ナターシャーセブンと云うバンドにとってはメンバーに加えて、彼のようなスタッフもとても重要な存在だった。もちろんどのバンドもスタッフがいてこそ、のものだが、ナターシャーの場合本当にひとつの大家族みたいなものだった。

西田君は呼び込む前にフラフラとステージに上がってきて、とても彼らしい。ああ見えてけっこう思慮深いところがあるのでそれも計算されたものかも。

試行錯誤して彼が選んだ歌は「疲れた靴」

一生懸命歌ってくれた彼の姿は、ここ2年の間、ナターシャーセブンの灯を消してはならない、という思いで他の元スタッフ達と企画している「昼下がりコンサート」の1シーンをみせてくれた。

そして、僕が去年くらいから考えていた企画。

50年も前から僕を見守ってくれた京都の仲間たち。ゲラさん、稲ちゃん、奈々子さん、おたやん、本名だったりニックネームだったりするが、もう50年もそう呼んできた。

希花さんが「50年も良く知っているってどんな感じか分からない」と言っていたが確かにまだ30…年だとそう思うかもしれない。

僕が選んだ歌は「街」この企画にはピッタリだと感じたからだ。

あの頃はみんなまだ中学生?ひょっとすると小学生だったり。想い出がいっぱい詰まった歌声を聴かせていただいた。

会場のみなさんにも参加してもらって僕もとても嬉しかったし、彼等との繋がりを作ってくれた高石氏も元気に歌い続けてくれたらいいな、という思いも湧いてきた。

そんな京都の誕生日コンサートも1年の終わりにふさわしい会となりました。

キアラン君にも活躍してもらい、キアラン君目当ての96歳にもなる奈々子さんのお母さんも元気に姿を見せてくれたし。是非彼女の100歳記念コンサートを企画したい、という思いを5年くらい前から持っている僕としては、僕も長生きしなくては、という気持ちになる。

忙しい時に足を運んでくれた皆さん、こんな年末に仕事をさせてしまった都雅都雅のスタッフ、そして広瀬さんに感謝。

みなさん有難う。良いお年を。