まず、1月19日、飛行機で徳島空港まで。
またまた雲の上にぽっかりと浮かぶ真っ白な富士山が、青い空に向かってそびえ立つ雄大な景色にしばしうっとり。
これだけでも価値は充分あったが、今日は日本のライブハウスが誇る何人かのうちの一人、
「とらちゃん」が待ってくれている。
とらちゃんの「とらや」は今日もいっぱいの人が来てくれている。
スタートは、僕らのオープニング・アクトを務めてくれた「玉こし君となつきさん」のデュオに敬意をはらってBanks Of Suir / 朝の雨で。玉こしくんの華麗なギターに合わせて歌うなつきさんの少し二グロ・スピリチュアルなボーカルで数曲、そして最後に「朝の雨」を聴かせていただいたからだ。
2曲目にPlanxty Dermot Grogan / Grey Owlのセット。
ちょっとお話してPlanxty Fanny Power / Give Me Your Handのセットやバンジョーのセットなどを経て最後のAshokan Farewell / Coccinelleのセットまで、今日は1時間40分ほど休憩なしでのコンサート。
そうそう。ブルーグラス関連の人達も沢山おられたので、Jerusalem Ridge / ScotlandのセットにStar of Munsterを引っ付けたセットも。
そして、終わってからこれまた楽しくナターシャー大会。木内君、島田君を筆頭にこの地の大ベテランたちの唄と演奏は、早く帰って寝ようかな、なんていう気持ちを全く忘れさせてくれた。
素晴らしい歌声と演奏、そして楽しいひと時を与えてくれた彼らに感謝。
玉こし君のギターワークと、なつきさんの心地よい歌声にも感謝。
多くの人を集めてくれたとらちゃんにも感謝。
そして、寒い中、足を運んでくださったみなさんに感謝です。
1月20日、一路明石へ。鳴門海峡を渡り…数年前希花さんが「なりもんって書いてある」と言った有名な「鳴門」だ。
天気も上々。波も穏やかに船を浮かべているのが橋の上から見える。
今日は、とらちゃん同様に日本が誇る、元オッピドムのマスター、今富君の取り計らいで「Tree Top」というお店を紹介していただいた。西海さんという方の素敵なお店だ。
前日とそんなに曲目を変える必要もないのだが、続々と来て頂いているお客さんのお顔を見ながら少しずつ変化を付ける。これがまた大変だ。
そしてこの日は珍しくDave SwarbrickのアルバムからShandon(Shannon)Bells / Fairy Danceのセットをリクエストする人が現れたのだ。
なんとコアな、と思ったがそれにすぐ対応できる僕らも結構コアだ。
これは僕がさんざん聴いてきた彼のアルバムで確か最初に入っていたセットだ、と記憶している。だが、後から聴いてみたらこの後Miss MacLeod’sに入っていたんだ。そこまでは記憶になかった。しかし後からこうしてきっちり調べることもボケない秘訣かもしれない。
リクエストをしてくれた方に感謝。
そして、今富君にも懐かしい「国東半島」を唄っていただいた。
僕が「くにひがし」と読んで「なりもん」と読んだ希花さんにバカにされた歌だ。いやぁ、今富君、益々美声に磨きがかかっているようだ。この人、本当に歌うことが好きなんだろうなぁ。
そして、ここでも木内君を筆頭に黒田さんのコミカル超テクバンジョーも交えたブルーグラス&ナターシャー大会。
またまたホテルに戻る気を失くさせるみんなの素晴らしい歌声と演奏に、結局お開きまで楽しんでしまった。
今富君、西海さん、お店の方(ポムさんとまゆさん)演奏を聴かせてくれたみなさんに感謝。
そして足を運んでいただいたみなさんに感謝です。
1月21日、一路大阪へ。
今日の場所は5th Street。随分前に二人で演奏したことがあり、その時から親しくして頂いている前田さんのお店。
場所は以前と変わったが、これまた素晴らしいお店だ。
娘さんと奥様もお店を手伝っていらっしゃる、アットホームな、それでいてかなりしっかりしたライブスペースだ。
聞いた話によると元々は大阪のフィドルクラブというのがここにあったらしい。
前田君もこれまた日本が誇る、といってもいい人かもしれない。精力的にミュージシャンのサポートを長年に渡って実行しているひとだ。
また、PAを担当してくれた川口さんはボーカルマイクに省悟が最後に使ったマイクロフォンを用意してくれた。
そんな歴史もあり、彼の作ってくれた音には温か味が溢れていたように感じた。
Kitty O’Neillも久々に演奏し、珍しくLord Mayo / Carp Diem / Maids of Mt, Kisco / Silver Spireのセットなども演奏した。
アメリカ村の近く、ザ・大阪、という立地。足を運んでいただいた全ての人に感謝です。
前田さん、美しい娘さんと奥様、お手伝いの若松さん、そして、実質のオーナー(になるのかな?)あさおさん、サウンドエンジニアの川口さん、皆さんありがとうございました。
みなさんのおかげでいい時間が過ごせました。
そして、3日間、お世話になった方々、お越しくださった方々、本当にありがとうございました。